以下は昨日のニュースだが、知る方も多いだろう。この様な自分の子を車庫入れなどでひくという事故は時々耳にする。当事者にとっては、悔やんでも悔やみきれないものだと同情せざるを得ない。しかし、当然において、故意的な要素なんか皆無だが、単に注意不足だったともいえない事故だろうと思っている。2歳の子なんか、どう動くか判らない訳であって、絶えず何処に居るかを意識していなければならなかっただろう。
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母親運転の車にひかれ2歳児死亡 バックで気付かず
5/20(日) 17:36配信 テレ朝 news
群馬県沼田市の住宅の敷地内で、37歳の母親が運転する車に2歳の長男がひかれました。男の子は病院に搬送されましたが、死亡しました。
20日午前10時ごろ、沼田市に住む上原真澄さんから「男の子を車でひいた」と119番通報がありました。消防などが駆け付けると、玄関付近で長男の和真ちゃんが頭から血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが死亡しました。警察によりますと、上原さんは和真ちゃんと一緒に公園に行くため、車をバックで自宅の敷地から出そうとしていた時に和真ちゃんに気付かずにひいてしまったということです。警察は事故の状況を詳しく調べています。
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ところで、本件でクルマに付けられた保険の扱いを確認してみたので、クルマ屋の一人として知っておきたいと思い改めて確認したので記してみる。
クルマの保険だが、ご存じの通り自賠責保険と任意保険がある。今回の息子殺し事故であるが、自賠責からは保険が支払われる。但し、傷害で120万。死亡で3千万、重度後遺症(要介護)で4千万が限度という低い限度額なのだ。
そこで、任意保険の対人賠償は、昨今は無制限が多い訳だが、以下如く「親族間事故免責条項」があり支払われないのだ!
被害者が運転者と親子または夫婦の関係にある場合は、対人賠償責任保険から保険金は支払われないこととされている(親族間事故免責条項)。これは、このような関係がある場合には、通常、損害賠償請求は行われず、家庭内の問題として処理されるからとされている。なお、免責される親族関係の範囲は、「父母、配偶者、子」に限られ、祖父母、孫、兄弟姉妹は含まれない。「父母」は実父母だけでなく養父母も含むが、義父母は含まれない。「配偶者」には内縁関係にある者も含まれる。「子」は実子と養子の両方を含む。
なお、保険会社によって違いがある様だが、人身傷害保険を付保している場合は支払われる場合があり得る。但し、これは自賠責と類似で限度額の設定がある場合が多いが、無制限という設定もできる様だ。一般に、交通事故における人身事故の賠償金で高額(億単位)となるのは、年少者が多いのは平均余命(67歳)までの期間が長くなることだろう。そして、死亡より高額となるのは、重度後遺障害者(端的なのがいわゆる植物状態者)ということの様だ。改めて気をつけよう、身近な交通事故!
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母親運転の車にひかれ2歳児死亡 バックで気付かず
5/20(日) 17:36配信 テレ朝 news
群馬県沼田市の住宅の敷地内で、37歳の母親が運転する車に2歳の長男がひかれました。男の子は病院に搬送されましたが、死亡しました。
20日午前10時ごろ、沼田市に住む上原真澄さんから「男の子を車でひいた」と119番通報がありました。消防などが駆け付けると、玄関付近で長男の和真ちゃんが頭から血を流して倒れていて、病院に搬送されましたが死亡しました。警察によりますと、上原さんは和真ちゃんと一緒に公園に行くため、車をバックで自宅の敷地から出そうとしていた時に和真ちゃんに気付かずにひいてしまったということです。警察は事故の状況を詳しく調べています。
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ところで、本件でクルマに付けられた保険の扱いを確認してみたので、クルマ屋の一人として知っておきたいと思い改めて確認したので記してみる。
クルマの保険だが、ご存じの通り自賠責保険と任意保険がある。今回の息子殺し事故であるが、自賠責からは保険が支払われる。但し、傷害で120万。死亡で3千万、重度後遺症(要介護)で4千万が限度という低い限度額なのだ。
そこで、任意保険の対人賠償は、昨今は無制限が多い訳だが、以下如く「親族間事故免責条項」があり支払われないのだ!
被害者が運転者と親子または夫婦の関係にある場合は、対人賠償責任保険から保険金は支払われないこととされている(親族間事故免責条項)。これは、このような関係がある場合には、通常、損害賠償請求は行われず、家庭内の問題として処理されるからとされている。なお、免責される親族関係の範囲は、「父母、配偶者、子」に限られ、祖父母、孫、兄弟姉妹は含まれない。「父母」は実父母だけでなく養父母も含むが、義父母は含まれない。「配偶者」には内縁関係にある者も含まれる。「子」は実子と養子の両方を含む。
なお、保険会社によって違いがある様だが、人身傷害保険を付保している場合は支払われる場合があり得る。但し、これは自賠責と類似で限度額の設定がある場合が多いが、無制限という設定もできる様だ。一般に、交通事故における人身事故の賠償金で高額(億単位)となるのは、年少者が多いのは平均余命(67歳)までの期間が長くなることだろう。そして、死亡より高額となるのは、重度後遺障害者(端的なのがいわゆる植物状態者)ということの様だ。改めて気をつけよう、身近な交通事故!