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 私の思いと技術的覚え書き

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今日本で起こっている、関西生コン労組潰し

2022-04-14 | 事故と事件
今日本で起こっている、関西生コン労組潰し
 関西(大阪、和歌山、奈良、兵庫辺り)のローカルな事件だからか、はたまたマスコミの権力対するおもねりなのか、この数年関西で起こっている俗称「関西生コン労組潰し」事件のことは、全国ネットで報じられる機会が少ない。

 この事件は、単一企業労組ではなく、産業組合労組である関西生コンが、右翼およびヘイト団体から強いバッシングを受けるのみならず、国家司法において警察、検察、裁判所に、本来の労働組合法から見れば、不当と云うべき判決を積み重ねられているいわば弾圧を受けていることにあると感じている。

関西の生コン業界は、最上位に大企業であるコンクリートメーカーと大手ゼネコンがあり、その下位に個別生コン製造企業(中小企業)があり、さらに下層に受け商売的個人事業主の生コンミキサー運転車が存在するというのがおおよその業務系統だ。この構造は、コンクリート業界でなくても、あまたの業界であることだろう。

 こういう業界構造の中、最下層の生コン運送事業主は、何時も低価格を押し付けられてきた。そんな中で生まれたのが、多数の個人請負者や各地方の生コン製造社を産業組合労組である「関西中コン」なのであり、東京と比べ関西は高い生コン価格を維持してきたという歴史がある。

 ところが、この高い価格は、何時も大手ゼネコンなどの意向から、様々な切り崩し工作が行われて来た。その一つが地方の生コン製造業社の取り込みだろう。そして、関西生コンに対しても、様々な圧力が加えられてきたのだ。さらに、数年前から関西生コンの労働運動で行動で、本来労働組合法では免責とされる行為、例えば相手の敷地に入って街宣活動をするということにまで、警察が介入しつつ検察と一体となって長期拘束して起訴、裁判所も有罪を認めると云うことが繰り返されている。

 この事件は、正直関西一部のローカルな事件として多くがしらない。また関西人であっても、「なんやヤクザみたいな生コン屋が騒いどる」程度の認識しか持っていない様に思える。と云うことは、関西でも維新の宣伝記事は報じるが、関ナマ記事は”あえて”疎外している事態だというのが私見だ。

 しかし、私は日本のデモクラシーというのが、だんだん窮地に追いやられていることを、様々な場面で感じ続けており、この事件も国民皆が知り、どちらが正しいのか、デモクラシー国家としてどうあるべきかを考えなければならない事件だと思える。

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速報 3月10日 関西生コン 和歌山事件 判決
武谷さん懲役1・4年、Oさん10月、Mさん1年 各執行猶予3年
検察の主張を鵜呑みにした判断、しかし、暴力団を差し向けたことの抗議行動と認定、そこを足場に控訴審を闘う(弁護士)

「全日建連帯労組関生支部事務所に元暴力団員を監視・周辺徘徊さらには、組合員の車を尾行させた件で、和歌山生コンクリート協同組合に抗議・交渉を行った事が犯罪とされた事件の判決集会に80名の仲間が駆けつけて、裁判所職員ならびに周辺で働く労働にアピールと不当逮捕により不当に裁かれている仲間に激励を行いました。
9時15分らの傍聴券を求める抽選には相手を含めて120人以上が参加し、3分の2を確保できました。
10時からの判決は仲間の3名共に執行猶予付きの不当判決でした。まさに和歌山地裁が、元暴力団員を守り労組組合つぶしの為に利用した警察・検察権利に力を貸した判決と言わざるを得ません!
しかし、この事件は、まだ終わったわけではありません!大阪高裁で闘われます!本日、参加された仲間のみなさま、参加出来なかった仲間のみなさま、大阪高裁での逆転無罪を勝ち取る闘いに向けて更なる団結をしていきましょう!」(労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委)


#多くの国民の関心の外・関西生コン事件 #労組弾圧事件


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