私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

壮大なオーケストラ演奏

2011-07-31 | コラム
 特別のクラシック・ファンではないですが、壮大なオーケストラ演奏は、素晴らしいものだと関心します。その壮大なオーケストラと同様なハーモニーが、311原発事故発生を起点として官僚組織が演奏を始めたと感じます。

 聞くに、見るに、読むに耐えない演奏ですが、見事にハーモナイズされているから不思議です。しかも、指揮者不在での演奏にも関わらずですから余計に驚くのです。

 当然のごとく、演奏目的は国民の生命、財産を守ることではありません。如何に損害を小さく見せるか、秩序という名の国家の威信を如何に保つか、如何に大企業を中心とした産業の落ち込みを防ぐかにある様に感じられます。

 指揮者である政府はほとんど無いも同然ですが、演奏者たる官僚組織というのは指揮者不在でも、この様な大演奏を見事に演奏し続けるのでしょう。

 しかし、不思議なことは、これだけの悪演奏を聴かされた聴衆たる国民は、普通ならブーイングの嵐となるはずですが、ささやくように呻いているばかりなことです。



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