ディープラーニングとは

ディープラーニングとは
　昨今はチャットGPT（GPT汎用技術の意：General Purpose Technology）とか、新しいＡＩ手法というところで世間を賑わせているが、これが世をどのように変えていくのか、ちょっと専門外過ぎて想像も付かない。

　ところで、最近聞かれる様になっていたディープラーニングとは直訳すると深層学習の意味だそうだが、今までのプログラムアルゴリズム（手順）とどう違うのかということを、素人ながら記してみたい。

　実のところ、この従来のプログラムとは、様々な分岐条件とかプログラムと別に持っている参照テーブル値をプログラムから参照し計算し実行するものを指す。そして、それが発展してきて、学習モデルというべき先生に該当するものを持つものを機械学習と呼んでいる様だ、この機械学習では、学習モデルを正しくするために人の与えるパラメーターを種々入れ替えて、正しい学習モデルを作り上げる必用があった。

　ところが、ディープラーニングでは、学習モデルの精度を機械内で自動で行う仕組みを確立することで、モデルが持つ特徴などを機械自身が分析し、パラメーターを機械自体でやってしまうというものだ。これで何が出来るのかといえば、顔とか様々な図形とかの認識とか、翻訳とか音声認識と自動通訳などに応用できるということだ。おそらく、冒頭のチャットＧＰＴにも、その手法は一部取り入れられているのかもしれないとは想像の話しだ。

　この様な高度なプログラムの作成というのは、原理は判っていても、ハードウェアとしての機械の演算速度などで、実用化できないとか、逆に演算速度が高速化することで、新しいアルゴリズムが開発できると云うことがある様だ。

　ところで、人間と機械の違いは、例えば人間が負傷など怪我をした場合、生命細胞は自分自身の復元機能で自然治癒ができるが機械は、その細胞のような機能はないという様なことが記されている。これを別の云い方では、機械が機械を再生産することはできないとも解釈できるのだが、これも技術が進むと出来てしまう可能性があるだろう。映画ターミネーターの世界の話しだが、合わせて感情はともかく、機械が意志を持つことを警告する学者とか知識人は多いのだが、確かにと思うところだ。