私の思いと技術的覚え書き

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2代目の国産旅客機は飛び立つのか?

2015-10-06 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 前作YS11以来50年を経て、2代目の国産旅客機MRJの初飛行が遅延している様です。初飛行のアナウンスがたびたび延期され、今月末というのが最新のアナウンスです。もっとも、この様な新型飛行機の開発遅延は世界的にも、ままあることでB787しかりエアバスA380もしかりで、当初の初就航予定から2年近くも遅れた例はあります。

 しかし、大戦当時様々な飛行機(ほとんど戦闘機ですが)を量産し続け、現代では世界最速の高速鉄道システムである新幹線を開発し、クルマでは世界量かつ最小コストでの量産を可能にした我が国の工業力において旅客機が戦後2つ目というのは、何故なのだろうかと考えてしまいます。

 旅客機自体の保有数は有数のものを所持しているのですから、その製造についての何らかの制限させる力が働いて来たに違いないでしょう。まあ、想像するに米国の意向というか、それを汲む政治家というより官僚どもの負の力が働いていた様にも想像できます。

 それと今回のMRJもそうですが三菱重工は、平たく表せば軍需会社な訳で、このMRJ以前にも様々な米国戦闘機のライセンス生産を国の意向で担って来た訳であり、独自の構想を持ち得なかった(許されなかった)ということがあろうと思います。

 そして、大戦当時、三菱と競った中島飛行機や川崎重工、川西などの航空機メーカーは、大戦直後の米国の意向により解体を余儀なくされ、その当時の構成員達はちりぢり分散してしまったこともあったのでしょう。


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