私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

3Mという企業のこと

2009-01-19 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 私も普段愛用する付箋紙ですが、代表的商品として弱い糊が付けられた「ポスト・イット」という商品があります。この商品の開発元が3Mと云う米国の企業です。3M社は日本では、住友と合弁で住友3M(3M75%、住友25%の出資割合)として活動しています。

 3M社は、自動車関係のサプライヤーとしても大きなシェアを持っており、事故車の修復を行う板金塗装工場で、この3M製品のパッケージを見ることは非常に多いものだと思います、具体的な製品としては、マスキングテープや両面テープ、そしてサンドペーパー類やコンパウンド等の研磨材なんかであろうと思います。

 ところで、クルマのドアサッシ部のブラックアウトですが、従来は艶消し塗装で行っていましたが、10年位前から、艶消し黒色のフィルムを貼付する方法が、どのメーカーでも主流になりましたがが、この開発元も3M社の様です。但し、このブラックアウト・フィルムですが生産工程では、時間短縮と耐久性の向上に効果があるのですが、慣れない板金塗装業社さんにとっては、案外手間取ってしまう悩みの種となっている場合があります。

 この米国3M本社ですが、年間売り上げ2兆円を超える巨大企業であり、世界中に子会社を持つ巨大企業です。この3M社の常に新たな商品を生み出して行く経営手法として、15%ルールというのがあるのだそうです。従業員が業務時間の内の15%を自由に新商品の研究に使用して良いと云うシステムだそうですが、面白い発想だと思いますし見習うべき点があるものだと思います。

 昨年でしたか、トヨタおよび系列企業が、QCという現場改善運動を無給で行わせていることで非難を浴びましたが、こんな経営者だけに都合が良いケチ臭い経営じゃないところが凄いと感じられます。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。