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茨城・クレーン車と正面衝突

2022-11-15 | 事故と事件
茨城・クレーン車と正面衝突
 今朝(11/15)の事故だと云うが、報道動画を見るとセンターラインのあるほぼ直線路でのクレーン車(ラフター20トン前後)と乗用車(モデル不明ハッチバックタイプ車の様)がマトモに正面衝突した事故である様だ。

 この事故で、乗用車には男女5名が乗っていた(定員ギリ)の様だが2名が意識不明で他の3名も重傷だという。
 乗用車が車体前部の右前を中心に大きく変形しているのは見て取れるのだが、何故に180度ひっくり返って裏返しになったのだろうか。
 動画の画質も悪くクレーン車側には、直ぐ判る車体の変形は生じていない様に見える。
 ここで、照明衝突の力学だが、同重量同速度の車同士が正面衝突した場合は、衝突した場所そこで停止することになり、速度変化はバリヤにその速度相当でぶつけた場合と等価となる。しかし、仮に今回事故が双方速度が同じだとして、クレーン車は乗用車より4倍ほどは重いのではなかろうか。こういう場合の衝突は、細かい計算は省くが、衝突時の運動エネルギーはmv(質量×速度)だが、クレーン車の運動エネルギーが4倍となると、衝突後クレーン車は速度を幾らかは減じるが、速度変化は5キロ程度と云うことになる。一方、乗用車の方は、衝突した速度に加えて押し戻される速度(クレーン車が減じた速度)の合計が速度変化となるから、べらぼうな衝突速度となって来る。



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【速報】大型クレーン車と乗用車が正面衝突 10代から20代か 男女5人搬送 うち2人が重体 茨城・河内町
テレビ朝日系(ANN) 11/15(火) 10:26配信
 けさ茨城県河内町の県道で大型のクレーン車と乗用車が正面衝突し、男女5人が病院へ搬送され、このうち2人は意識不明の重体です。
 きょう午前6時半すぎ、河内町平川の県道で「乗用車とクレーン車の事故で、車1台が横転しています」と目撃者の女性から110番通報がありました。
 警察などによりますと乗用車には10代から20代とみられる男女5人が乗っていて、このうち男性2人が意識不明の重体、ほかの3人も重傷だということです。
 クレーン車の運転手にけがはありませんでした。
 現場は見通しの良い片側1車線の直線道路で、警察はどちらかの車がセンターラインをはみ出して正面衝突したものとみて調べています。


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