大空を羽ばたくスーパー・バスたるコンコルドが就航を止めてから何年になるのでしょうか。そのスタイリングは、一流のデザイナーな作り上げたクルマの如く美しく流麗で、最も好きな航空機でした。
昔の設計ですから、バイワイヤ機構も少なかったかったのでしょう。正副操縦士+エンジン担当の航空機関士の3名体制での運行です。デルタ(オージー)翼後端に装着されたRR・オリンポスエンジンは旅客機としてはごく稀なアフターバーナー付きで、強力な推力により、音速マッハ2まで機体を加速させます。但し、戦闘機の場合でアフターバーナー運行は、数十分で千リットル単位の燃料が空になると聞きますから、運行経費は極めて高くなります。
デルタ翼のため、離陸および着陸時の姿勢が、かなり後方下がりの角度となります。そのための前方視界を確保するため、フロントガラス付きノーズが前下がりになる機構が採用されており、水平運行となるとノーズは上がり、空気抵抗を低減させます。水平運航時はフロントガラスは2重となる訳です。
このコンコルド、経ったの16機しか作られず、商業的にはとても成功した機体ではありません。約30年、大きな事故も生じず過ごしましたが、最期に大事故を生じ、終焉の時を迎えました。それは、パリ・ドゴール空港を離陸する際、滑走路上の異物を主輪が跳ね上げ、主翼内の燃料タンクを突き破り、漏れ出たジェット燃料が排気口の高熱で引火しつつ、片側エンジンの停止からバランスを崩しつつ、離陸後僅かの距離で墜落するに至ったのでした。
こんなコンコルドの美しさと、悲しい終焉となった事故のCGが YouTubeにアップされています。しかし、BGMのサラブライトマンの歌声がベストマッチしていたのですが、著作権の問題で音声カットされてします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/1c/c3caf79a5e4cf4f94cef3ad7ee97ea5e_s.jpg)
https://www.youtube.com/watch?v=XEOdqBXoLHs
追記
国産中型旅客機MRJの開発が進められています。どうやら今年中には、初飛行が行われるらしいですが、やはり開発は大幅に遅延している様です。しかし、B787とかA380の開発時の遅延と同様に、航空機開発の難しさを感じます。なお、MRJは現状で100機前後の受注契約を得ているようですが、最終的には1000機以上の受注を得ないと、採算は取れないとのことです。航空機開発(量販車も同様ですが)の難しさを感じるところです。
昔の設計ですから、バイワイヤ機構も少なかったかったのでしょう。正副操縦士+エンジン担当の航空機関士の3名体制での運行です。デルタ(オージー)翼後端に装着されたRR・オリンポスエンジンは旅客機としてはごく稀なアフターバーナー付きで、強力な推力により、音速マッハ2まで機体を加速させます。但し、戦闘機の場合でアフターバーナー運行は、数十分で千リットル単位の燃料が空になると聞きますから、運行経費は極めて高くなります。
デルタ翼のため、離陸および着陸時の姿勢が、かなり後方下がりの角度となります。そのための前方視界を確保するため、フロントガラス付きノーズが前下がりになる機構が採用されており、水平運行となるとノーズは上がり、空気抵抗を低減させます。水平運航時はフロントガラスは2重となる訳です。
このコンコルド、経ったの16機しか作られず、商業的にはとても成功した機体ではありません。約30年、大きな事故も生じず過ごしましたが、最期に大事故を生じ、終焉の時を迎えました。それは、パリ・ドゴール空港を離陸する際、滑走路上の異物を主輪が跳ね上げ、主翼内の燃料タンクを突き破り、漏れ出たジェット燃料が排気口の高熱で引火しつつ、片側エンジンの停止からバランスを崩しつつ、離陸後僅かの距離で墜落するに至ったのでした。
こんなコンコルドの美しさと、悲しい終焉となった事故のCGが YouTubeにアップされています。しかし、BGMのサラブライトマンの歌声がベストマッチしていたのですが、著作権の問題で音声カットされてします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/44/1c/c3caf79a5e4cf4f94cef3ad7ee97ea5e_s.jpg)
https://www.youtube.com/watch?v=XEOdqBXoLHs
追記
国産中型旅客機MRJの開発が進められています。どうやら今年中には、初飛行が行われるらしいですが、やはり開発は大幅に遅延している様です。しかし、B787とかA380の開発時の遅延と同様に、航空機開発の難しさを感じます。なお、MRJは現状で100機前後の受注契約を得ているようですが、最終的には1000機以上の受注を得ないと、採算は取れないとのことです。航空機開発(量販車も同様ですが)の難しさを感じるところです。