私の思いと技術的覚え書き

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ハイドロプレーニング防止メカをアウディが公表

2021-02-20 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 ハイドロプレーンとは、雨天で路面の水膜がある程度厚い状態、摩耗して残り溝の少なくなったタイヤ、軽量車、ある程度以上の高速で生じると云われている。
 つまり、タイヤと路面の間に水膜が入り込み(残り溝が少なくて排水性能が低下している理由)、タイヤと路面が接地しなくなり、あたかも水膜上に車両が浮いた状態になることで、ブレーキ、ステアリングなどがまったく効かなくなってしまうと云う恐ろしい現象だ。

 一度この現象に陥ると、路面の水膜が薄くなるなどの状態変化が起きない限り、自然に車速が低下し、タイヤと路面の接地が回復するまでは解消できないというものだ。

 私も数十年前にこの現象を走行中に感じ取り、冷や汗を流した覚えがあるのだが、今回の報によるとアウディ他の3社で開発したAISというシステムがあるという。同AISはハイドロプレーニングを検知すると、前輪タイヤの前方に高圧の水流を噴射することで、これを防止することが出来ると云う。

 ここからは想像だが、ハイドロプレーニング中の前輪タイヤの前側は、タイヤ接地面で排水しきれなかった水が溜まり、あたかもその水ダムを踏み潰す様に進行することで、さらにハイドロプレーンを継続させてしまうという性質があるという。本システムの肝は、高圧水流をタイヤ接地面前方から強く噴射することで、排水不良でわだかまった水膜を吹き飛ばすことで効果を得ていると想像できるが、実効果は様々なテストなり評価を受けねば確認は出来ないだろう。


【事故体験記】
ハイドロプレーニング現象の実体験記
2016-08-21 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/8c25d4da902e0da3987a2bfd0d765195

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アクアプレーニングを防止、タイヤの前方に水をジェット噴射…アウディが安全技術を開発
2021/02/20 14:11 レスポンス 8

アウディ(Audi)は2月17日、「アクアプレーニング」(ハイドロプレーニング)現象を防止する安全技術「AIS」(アクアプレーニング・インテリジェント・ソリューション)を開発した、と発表した。

この安全技術は、イージーレイン、ボッシュ、イタルデザインの3社のパートナーシップによって開発された。アウディの市販モデルにこの技術を搭載し、初テストが実施されている。

AISは、アクアプレーニング現象を効果的に防止する最初のシステムという。雨の中を高速走行している時に起きるアクアプレーニングは、世界中で毎年何万件もの事故の原因となっている危険な現象だ。

アクアプレーニング現象とは、雨天の高速走行時、水の幕がタイヤと路面の間にできて、タイヤが路面に接地していない状態に陥ること。AISでは、フロントタイヤの前方に、水をジェット噴射する。これにより、タイヤのグリップと車両のコントロールを回復させることができるという。

AISは、ポンプと2つの折りたたみ式インジェクターで構成される油圧システムが特長だ。イージーレイン社のソフトウェアの「DAI」(デジタル・アクアプレーニング・インフォメーション)によって作動する。センサーは、アクアプレーニング現象を検知し、システムに即座に通知する。

なお、3社は引き続きプロジェクトに取り組んでおり、今後数か月以内にさらなる結果が発表される予定、としている。

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