私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

不相対な罪と罰

2011-07-13 | コラム
 311福島原発事故以来、不認、不作為、嘘、欺瞞、謀略、不信・・・等々、悪い言葉の数々が想起される事象が連続していると感じます。これらの言葉が出される行為の目的は、パニック防止、権益の確保、責任逃れの自己保身、東電の養護、等々なのでしょうが、少なくとも人命第一ということは、まったくないものと感じられます。

 誰かが統一した命を発した訳ではないものの、官民挙げて協調した行為が重ねられていく様は、見事とさえ感じる呆れたものです。人間に潜む強欲というものを感じざるを得ませんが、犯人たる彼らが法による罰を受けることはないのでしょう。しかし、信頼というブランドは失われるのですが、彼らは「人の噂も七十五日さ」と冷笑しているのでしょう。

 その様なことを考えていると、いったいぜんたい罪と罰とは一定相対したものであるはずなのに、この世はなんて無情なんだろうと思わざるを得ません。

 この上は、彼らがなした行為の数々を記録し、歴史として残す様に努める必用があるのでしょう。しかし、それすらも、彼らは覆い隠そうと行動し、大半は目的を達成するのだろうと思います。



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