つい先日「クルマの燈火関係に思うこと」と評して記した。これについては、以下の通りであるが、Facebookでの同内容について、多くの参考となる意見を記してもらい大変さん参考となるので紹介してみたい。
写真は今日の前方走行車(高所作業車)である。数百メートル程、後方を追尾したが、最初は「なんだ、このクルマ左テールランプが付いてないじゃないか!」と驚いた。しかし、信号待ちで直後に停止して、その理由が判った。すなわち、高所作業機構のメイン操作スイッチボックスが左後部に付いているが、そのカバーが開放(下ヒンジで下方に垂れ下がり)され、左テールランプが隠されているというものだ。つまり、作業終了後にスイッチボックスカバーを閉め忘れ、走行しているものだが、これは、道路運送車両法の保安基準に抵触するものであり、明らかに違反行為となる。
しかし、思うのは、電設工事用の高所作業車は、非常に凝った仕組みで作動するし、各種安全機構も取り入れられているハズだ。それが、こんな基本的な走行において、違反および事故の危険を生じさせてしまうというのは、「何処か抜けてるんじゃないか、アイチの設計者さんよ」と思わずにいられないのだ。つまり、当該カバー閉じのインターロック装置が、欠落してるんじゃないのかということだ。
ついでに、前々から感じている燈火関係のことについて、以下幾つか感じることを上げてみる。
①ヘッドライトだが、最近のクルマはHID(キセノン)や高輝度LEDと明るい光源と、プロジェクター方式でレンズでリフレクターの反射光を一定角度に収束させており、明るくて対向車に対する幻惑も少なく雨中での透視性も良いとメリットを感じるところだ。但し、特に左右方向の広がりが少なく、低中速のタイトコーナーが続く山岳ワインディング路では、カーブで先が見えないという問題がある。この解決として補助前照灯(フォグランプ)を付けるのだが、メーカー純正のものは、ほとんどライトとして価値が感じられないほどの低照度で、これじゃポジションランプじゃないかとすら思うのだ。
②フォグランプだが、ハロゲンバルブが多いが、ランプバルブは良くてもリフレクターが小さすぎるということが一番の要因だろう。そして、これは外観デザインおよびコスト重視が招いたものだろう。ついでに記すが、改造などで、純正フォグランプボデーにHIDを組み込んでいると思われる車両があり、その一部に対向車に非常に幻惑を与える迷惑なクルマがあることを、多くの方が経験しているだろう。追記しておきたいが、ハロゲンもバルブのガラス表面はかなり高温となるが、HIDバーナー(バルブ相等品)は、もっと高温となる。だから、HID方式の純正ヘッドライトでは、リフレクターは金属でプロジェクターレンズはガラス製となっている。ハロゲン式なら、これらはすべて樹脂製となる。当然、フォグランプはバルブ以外はすべて樹脂製だから、こういう中身にHIDを組み込めば、ランプの溶損程度で済めば良い方で、最悪は車両火災の恐れを想定する。
③フラッシャーランプだが、前も後ろもある問題だが、どちらかというと前部で多いと感じられるが、点滅が視認し難いクルマが増えている様に感じられる。その一つとして想定される理由だが、これも外観デザインおよびコスト重視が招いた問題だろうが、ヘッドランプユニット内にフラッシャーランプを組み込んだクルマが増えたことと無関係ではないだろう。つまり、大光量の発光する至近に、小光量のフラッシャーが点滅しても見難いのは当然の帰結とも思うのだが。しかし、昼間のヘッドライトOFF状態でも、フラッシャーランプがヘッドランプカバーの内側奥にあったりして、表面反射光で見え難いクルマもあったりという事例もある。後部のリヤコンビネーションランプでも、特にデザイン重視だけを狙ったホワイトレンズ仕様みたいなクルマの中に、類似の問題を感じるクルマがある。これらは、何れも型式指定の取得において、道路運送車両法の保安基準で規定された要件は満たしているのだろう。
画像に含まれている可能性があるもの。
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45 新山 堅司さん、相見 薫さん、他43人
コメント
浜元 健太郎 ヘッドライトハウジング内のフラッシャー。
あれは…見辛い状況では、点灯しているのか?どうか?困惑するところで…
ご意見に 激しく同意します!
いいね! · 返信 · 4 · 2月8日 18:49
沼田裕介 夜の峠を二種原付で走る者からしても灯火類は大事な保安部品と思ってます。
僕も最近の自動車はクリアレンズで電球に着色したものが多く、確認しにくいと思います。
過積載やシートが垂れて灯火類が隠れてる貨物も危ないと思います。
いいね! · 返信 · 2 · 2月8日 19:08
Hirokazu Saegusa ウインカーのレンズがオレンジで点灯してた頃は斜め前から見ても確認できたのに、最近のクリアレンズにオレンジの電球で反射板でコントロールしてるものは確認できる角度が狭い気がします。
いいね! · 返信 · 4 · 2月8日 19:45
斎藤 秀樹
斎藤 秀樹 いつも拝読させていただいています。ウィンカーですが、日産キューブ(Z11、Z12)のウィンカーの位置はフォグランプがある位置だと思います。ヘッドライトと同じ高さでグリル内、正面から見て中心線に寄りすぎだと思います。他車も意識してみると最近の車は確かにヘッドライト内にウィンカーが内蔵(?)されているものが多いような気がしました。灯火類は自車の存在証明も兼ねるものですから。長文失礼致しました。
望月 義也 最近の新型車は洋の東西問わずどれもウインカーを奥に配置するようになりました。確かに灯火類をいっぺんに取り付け/交換出来る利点はあるのでしょうけれども、ヘッドライトやブレーキ灯といった大光量の器具のすぐ隣に配置していると本当に見えづらい。特に尾灯なんかはブレーキランプレンズがウインカーレンズを囲う形状になっていると、です。
西原 由二 うちの車も白色HIDに変えています。対向車は眩しく感じるかも(^^;;
いいね! · 返信 · 昨日 0:48
大関 貴志 夜間に霧でも無く視界も悪くないのにリアフォグランプを点けるのは眩しいので止めて欲しい。
いいね! · 返信 · 1 · 14時間前
徳山学杓 なるほど...。
昔はワッテージで光度を判断していたがところがあるが最近ではカンデラ・ルーメン・ルクス等で何を基準にしているか眩しいこの上ない車両が多すぎ!
いいね! · 返信 · 1 · 11時間前
田中 健一 前もって、この手の車を見かけた時には防衛運転に徹する事が大事です。それと・・今赤信号で止まっているのであれば、前車両の運転手に「スイッチボックスの蓋が開いていてウインカーやストップランプが見えませんよ」と教えてあげるのが本当の事故防止です。誰にだって間違いはあります。それが事故につながる事も事実ですが、周りの人の対応次第で事故に繋がる事を防ぐことが出来るはず。写真を撮ってそのまま・・・ですか
いいね! · 返信 · 10時間前 · 編集済み
木村 栄二 それは非常に親切で褒められるべきことだ。ただ、私思うのは、製造メーカのボンクラ設計屋と、それを許可した国土交通省のお役所仕事に、苦言を表せているのだ。
いいね! · 返信 · 9時間前 · 編集済み
徳山学杓 木村 栄二 激しく同意!
いいね! · 返信 · 10時間前
田中 健一 今の最新の車両や架装メーカーであればフェールセーフ機能の充実を図る事は当たり前の事なので、この先進化していくと思いますし声を上げていかなければなりません。それと直近の事故やトラブルを減らす事も大事ですよね。
いいね! · 返信 · 10時間前 · 編集済みクルマの燈火関係に思うこと
写真は今日の前方走行車(高所作業車)である。数百メートル程、後方を追尾したが、最初は「なんだ、このクルマ左テールランプが付いてないじゃないか!」と驚いた。しかし、信号待ちで直後に停止して、その理由が判った。すなわち、高所作業機構のメイン操作スイッチボックスが左後部に付いているが、そのカバーが開放(下ヒンジで下方に垂れ下がり)され、左テールランプが隠されているというものだ。つまり、作業終了後にスイッチボックスカバーを閉め忘れ、走行しているものだが、これは、道路運送車両法の保安基準に抵触するものであり、明らかに違反行為となる。
しかし、思うのは、電設工事用の高所作業車は、非常に凝った仕組みで作動するし、各種安全機構も取り入れられているハズだ。それが、こんな基本的な走行において、違反および事故の危険を生じさせてしまうというのは、「何処か抜けてるんじゃないか、アイチの設計者さんよ」と思わずにいられないのだ。つまり、当該カバー閉じのインターロック装置が、欠落してるんじゃないのかということだ。
ついでに、前々から感じている燈火関係のことについて、以下幾つか感じることを上げてみる。
①ヘッドライトだが、最近のクルマはHID(キセノン)や高輝度LEDと明るい光源と、プロジェクター方式でレンズでリフレクターの反射光を一定角度に収束させており、明るくて対向車に対する幻惑も少なく雨中での透視性も良いとメリットを感じるところだ。但し、特に左右方向の広がりが少なく、低中速のタイトコーナーが続く山岳ワインディング路では、カーブで先が見えないという問題がある。この解決として補助前照灯(フォグランプ)を付けるのだが、メーカー純正のものは、ほとんどライトとして価値が感じられないほどの低照度で、これじゃポジションランプじゃないかとすら思うのだ。
②フォグランプだが、ハロゲンバルブが多いが、ランプバルブは良くてもリフレクターが小さすぎるということが一番の要因だろう。そして、これは外観デザインおよびコスト重視が招いたものだろう。ついでに記すが、改造などで、純正フォグランプボデーにHIDを組み込んでいると思われる車両があり、その一部に対向車に非常に幻惑を与える迷惑なクルマがあることを、多くの方が経験しているだろう。追記しておきたいが、ハロゲンもバルブのガラス表面はかなり高温となるが、HIDバーナー(バルブ相等品)は、もっと高温となる。だから、HID方式の純正ヘッドライトでは、リフレクターは金属でプロジェクターレンズはガラス製となっている。ハロゲン式なら、これらはすべて樹脂製となる。当然、フォグランプはバルブ以外はすべて樹脂製だから、こういう中身にHIDを組み込めば、ランプの溶損程度で済めば良い方で、最悪は車両火災の恐れを想定する。
③フラッシャーランプだが、前も後ろもある問題だが、どちらかというと前部で多いと感じられるが、点滅が視認し難いクルマが増えている様に感じられる。その一つとして想定される理由だが、これも外観デザインおよびコスト重視が招いた問題だろうが、ヘッドランプユニット内にフラッシャーランプを組み込んだクルマが増えたことと無関係ではないだろう。つまり、大光量の発光する至近に、小光量のフラッシャーが点滅しても見難いのは当然の帰結とも思うのだが。しかし、昼間のヘッドライトOFF状態でも、フラッシャーランプがヘッドランプカバーの内側奥にあったりして、表面反射光で見え難いクルマもあったりという事例もある。後部のリヤコンビネーションランプでも、特にデザイン重視だけを狙ったホワイトレンズ仕様みたいなクルマの中に、類似の問題を感じるクルマがある。これらは、何れも型式指定の取得において、道路運送車両法の保安基準で規定された要件は満たしているのだろう。
画像に含まれている可能性があるもの。
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45 新山 堅司さん、相見 薫さん、他43人
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浜元 健太郎 ヘッドライトハウジング内のフラッシャー。
あれは…見辛い状況では、点灯しているのか?どうか?困惑するところで…
ご意見に 激しく同意します!
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沼田裕介 夜の峠を二種原付で走る者からしても灯火類は大事な保安部品と思ってます。
僕も最近の自動車はクリアレンズで電球に着色したものが多く、確認しにくいと思います。
過積載やシートが垂れて灯火類が隠れてる貨物も危ないと思います。
いいね! · 返信 · 2 · 2月8日 19:08
Hirokazu Saegusa ウインカーのレンズがオレンジで点灯してた頃は斜め前から見ても確認できたのに、最近のクリアレンズにオレンジの電球で反射板でコントロールしてるものは確認できる角度が狭い気がします。
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斎藤 秀樹
斎藤 秀樹 いつも拝読させていただいています。ウィンカーですが、日産キューブ(Z11、Z12)のウィンカーの位置はフォグランプがある位置だと思います。ヘッドライトと同じ高さでグリル内、正面から見て中心線に寄りすぎだと思います。他車も意識してみると最近の車は確かにヘッドライト内にウィンカーが内蔵(?)されているものが多いような気がしました。灯火類は自車の存在証明も兼ねるものですから。長文失礼致しました。
望月 義也 最近の新型車は洋の東西問わずどれもウインカーを奥に配置するようになりました。確かに灯火類をいっぺんに取り付け/交換出来る利点はあるのでしょうけれども、ヘッドライトやブレーキ灯といった大光量の器具のすぐ隣に配置していると本当に見えづらい。特に尾灯なんかはブレーキランプレンズがウインカーレンズを囲う形状になっていると、です。
西原 由二 うちの車も白色HIDに変えています。対向車は眩しく感じるかも(^^;;
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大関 貴志 夜間に霧でも無く視界も悪くないのにリアフォグランプを点けるのは眩しいので止めて欲しい。
いいね! · 返信 · 1 · 14時間前
徳山学杓 なるほど...。
昔はワッテージで光度を判断していたがところがあるが最近ではカンデラ・ルーメン・ルクス等で何を基準にしているか眩しいこの上ない車両が多すぎ!
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田中 健一 前もって、この手の車を見かけた時には防衛運転に徹する事が大事です。それと・・今赤信号で止まっているのであれば、前車両の運転手に「スイッチボックスの蓋が開いていてウインカーやストップランプが見えませんよ」と教えてあげるのが本当の事故防止です。誰にだって間違いはあります。それが事故につながる事も事実ですが、周りの人の対応次第で事故に繋がる事を防ぐことが出来るはず。写真を撮ってそのまま・・・ですか
いいね! · 返信 · 10時間前 · 編集済み
木村 栄二 それは非常に親切で褒められるべきことだ。ただ、私思うのは、製造メーカのボンクラ設計屋と、それを許可した国土交通省のお役所仕事に、苦言を表せているのだ。
いいね! · 返信 · 9時間前 · 編集済み
徳山学杓 木村 栄二 激しく同意!
いいね! · 返信 · 10時間前
田中 健一 今の最新の車両や架装メーカーであればフェールセーフ機能の充実を図る事は当たり前の事なので、この先進化していくと思いますし声を上げていかなければなりません。それと直近の事故やトラブルを減らす事も大事ですよね。
いいね! · 返信 · 10時間前 · 編集済みクルマの燈火関係に思うこと