前にも記していますが地震立国、日本の悲劇は、日本近郊で4つのプレート境界が存在しています。 ものの本によれば、プレートはその下層にあるマントルの対流により、年間数センチの速度で動いており、その移動方向は一様なものではない様です。そして、プレート境界には、陸上では衝突境界としてのフォッサマグナ(破砕帯)が、海洋においては一方のプレートの下層に他方のプレートが沈み込む構造があるそうです。この海洋における沈み込み境界には、海溝だとかトラフ(溝)が存在する訳です。今次の東北大震災でも、北米プレートの下に沈み込む太平洋プレートの運動によるストレスにより生み出されたのでしょう。
私の住まい地ですが伊豆半島の西側の付け根付近となります。地学的なプレート境界の区分で云えば伊豆半島全体はフィリピン海プレート上の乗っており、陸上におけるユーラシアプレートの境界は、ほぼJR御殿場線の位置となる様です。従って、私の住まい地を住所区分でなく、地学的な位置で表せば、フィリピン海プレート上で、最北端からちょっと左よりの位置となろうかと思います。
私の住まい地の近郊の海は駿河湾となりますが、この湾内の駿河トラフという溝が太平洋に出て日本列島西方向に平行に続く南海トラフ、つまりフィリピン海プレートの沈み込み境界が存在しています。
さて、駿河トラフとそれに続く南海トラフ、つまりフィリピン海プレートの沈み込み境界においては、過去100~150年と地球の年齢(45億年とも聞く)からは、瞬きするような頻度で巨大地震が繰り返されてきたきた様です。この地震を区域別に大別すると、四国沖の南海地震、紀伊半島から愛知県沖の東南海地震、静岡県沖の東海地震の3つに区分されるとのことです。
そして、100年を超えて発生してないことからその危険性が指摘され続け、今次の浜岡原発停止の理由として言及された、「今後30年以内に78%の確率で発生」という言葉の東海地震です。でも、今回の東北地震の以前より、言及されてきたことなのですが。
何れにしても、東海地震が生じれば、人口の密集度は東北より高く、東海道の要衝が分断されることによる経済への影響は計り知れないでしょう。そして何より、原発事故も誘発されたとすれば、神奈川および首都東京まで100キロちょっとですから、とんでもないことになるのは必然でしょう。
しかし、現在の浜岡は停止したとは云っても、冷却を続けている状態であり、膨大な核廃棄物を内包している状態は、何ら変わりはないのです。唸らざるを得ないことです。
追記(2019/8/1記述)
この記事を記してから8年を経る現在では、予想されるとした静岡地震は予想時期を大幅に過ぎて経過している訳です。そもそも、そんな緊急危険たる予想を出した東大の大バカ学者共のいい加減さに呆れていますが、それでも一般社会では権威があることになってりるんですから笑える国です。しかし、この地方で数百年単位で巨大地震が起こって来た歴史は間違いないものです。そして、今でも浜岡原発は冷温停止という名のアイドリング状態で稼働をし続けているのです。
私の住まい地ですが伊豆半島の西側の付け根付近となります。地学的なプレート境界の区分で云えば伊豆半島全体はフィリピン海プレート上の乗っており、陸上におけるユーラシアプレートの境界は、ほぼJR御殿場線の位置となる様です。従って、私の住まい地を住所区分でなく、地学的な位置で表せば、フィリピン海プレート上で、最北端からちょっと左よりの位置となろうかと思います。
私の住まい地の近郊の海は駿河湾となりますが、この湾内の駿河トラフという溝が太平洋に出て日本列島西方向に平行に続く南海トラフ、つまりフィリピン海プレートの沈み込み境界が存在しています。
さて、駿河トラフとそれに続く南海トラフ、つまりフィリピン海プレートの沈み込み境界においては、過去100~150年と地球の年齢(45億年とも聞く)からは、瞬きするような頻度で巨大地震が繰り返されてきたきた様です。この地震を区域別に大別すると、四国沖の南海地震、紀伊半島から愛知県沖の東南海地震、静岡県沖の東海地震の3つに区分されるとのことです。
そして、100年を超えて発生してないことからその危険性が指摘され続け、今次の浜岡原発停止の理由として言及された、「今後30年以内に78%の確率で発生」という言葉の東海地震です。でも、今回の東北地震の以前より、言及されてきたことなのですが。
何れにしても、東海地震が生じれば、人口の密集度は東北より高く、東海道の要衝が分断されることによる経済への影響は計り知れないでしょう。そして何より、原発事故も誘発されたとすれば、神奈川および首都東京まで100キロちょっとですから、とんでもないことになるのは必然でしょう。
しかし、現在の浜岡は停止したとは云っても、冷却を続けている状態であり、膨大な核廃棄物を内包している状態は、何ら変わりはないのです。唸らざるを得ないことです。
追記(2019/8/1記述)
この記事を記してから8年を経る現在では、予想されるとした静岡地震は予想時期を大幅に過ぎて経過している訳です。そもそも、そんな緊急危険たる予想を出した東大の大バカ学者共のいい加減さに呆れていますが、それでも一般社会では権威があることになってりるんですから笑える国です。しかし、この地方で数百年単位で巨大地震が起こって来た歴史は間違いないものです。そして、今でも浜岡原発は冷温停止という名のアイドリング状態で稼働をし続けているのです。
そして何より、炉心と各熱交換器を繋ぐ長大な配管の問題があります。福島第一も、その様ですが、熱交換器は原子炉建屋とは別のタービン建屋にあるのです。自動車のエンジンとラジエータの様に、同一の構造物上に接地されているのなら、相対的変位は限定されますが、別の建物となると、同期振動するとは考えようもありません。
何れにしても、取り返しの付かないシステムは、どんなことがあっても早急に廃炉すべきと思います。代替エネルギーへの方向へ進むしかないと思います。また、移行期間において、当面火力発電に頼ることはCO2問題が後退したとしても、放射能汚染より余程ましと思うのですが・・・。
地震の脅威から安全な暮らしを守るのは、ここ二十年来の主要テーマですね。もはや政治主導の段階を終えて、民間でできることを考えなければいけないと思います。割と簡単に壊れても、立て直しが利くシステムなら、それほど怖がらなくてもいいんですが、保険には免責条項という厄介なものが・・・。