世に「五月病」と云われるものがあります。新入社員等が、４月からの新しい環境の変化に順応できず、５月に入ってから心の不安定な状態（いわゆる抑うつ状態）に陥るというものです。この症状は、必ずしも新入社員に限らず、また５月に限ったものではないものと思います。人事異動による転勤等で、新しい環境に巡り会った方に表れるのだと思います。
私も４月から転勤となり新しい職場環境となったのですが、齢５０を超す中で過去に一度の転職や数多くの転勤を経験してきたベテランですから、５月病との縁はなさそうです。しかし、世の多くの人々の中には、悩み、焦燥、無気力と云った負のスパイラルに陥る場合があるのでしょう。その様な方は、ぜひ気分転換と心のリフレッシュに努めて戴きたいと念じます。
ところで、５月という月は、自殺者が最も多い月だそうです。これも５月病と相当に関係があるのでしょう。そんな中、昨今巷でニュースとなっている出来事に「硫化水素」での自殺があります。インターネットの普及は、この様な情報を瞬く間に広めます。しかし、中には他人までを中毒に巻き込んだりと、甚だ迷惑なことと思うのですが、何故に死に急ぐのか残念なことと嘆かずにはいられません。
