つい先日、「プリウス一人勝ち」とのニュース(下記)を見ました。確かにプリウスは次年早々にはフルモデルチェンジが予定され、モデル末期にも関わらずに売れ行きが好調なのでしょう。しかし、論評に記されたデザインが良いからという内容には、まったく同意ができないものと感じます。
この二代目プリウスのデザインですが、目新しさを狙ったデザインなのだと思いますが、私にはまったくその様に感じられませんし、そのパッケージング等にも疑問を感じています。これは、私の趣味もしくは好みと云うしかないのですが、セダンであればセダンらしいスタイルを好みます。このプリウスの様に急傾斜したフロントガラスを持ちフードの傾斜と一致させた様なデザインは、モノフォルムデザインとして多くのクルマに採用され、昨今のトレンドとなっています。しかし、私は必要以上に急傾斜させたフロントウインドのクルマを好みません。それは、運転視界の中に、フロントピラーが大きく入り、斜め前方の視界も悪くなってしまうこともあります。また、リヤスタイルもクーペ様になだらかなラインになっていますが、これもスポーツカーなら判りますが、セダンとしては気に入らないデザインに感じてしまいます。以上のことから、今見れば古さを感じますが、パッケージング等は、初代プリウスの方が優れていたとすら私には思えるのです。
では、何故売れているのかですが、やはり実燃費性能やドライバビリティ(運転性)が優れている、つまり機能的に優位点があるということだと思います。当ブログの以前にも記したことですが、トヨタのハイブリッド車でも、大排気量のハイブリッドは、それ程に売れてはいない様です。つまり、ハイブリッド化して無闇に高性能化(高出力化)しても、その様な価値はあまりユーザーは認めていないということだと思います。
このプリウスですが数値的に定かではありませんが 、結構に事故率が高いのではと感じています。最近も、事故時に取替頻度が高い部品であるフロントフェンダーが、メーカー欠品していましたし、各鈑金工場でも修理中の姿を見掛ける機会も多くあります。明確な理由は判りませんが、まずオーナーに高齢者が比較的多いことがあると想像しています。それと、走り出しや走行中もモーターだけで走行中は、動作音が極めて小さいということにもあるのかもしれません。このクルマの近くにいる人は、ガソリンエンジンであればエンジン音が高まりますから走り出す瞬間を耳でも認知できますが、このクルマは何時動き出すのか判らないと云います。そんなところにも、事故要因があるのかもしれません。
プリウス、モデルチェンジ前でも納車2ヵ月待ち
ハイブリットカーひとり勝ち状態続く 8月12日16時45分配信 MONEYzine
今月7日に発表した08年4-6期連結決算では、売上高が前年同期比4.7%減の6兆2051億円、営業利益が同38.9%減の4125億円と、05年の四半期決算開示以来初の減収減益に陥ったトヨタ自動車。超優良企業と呼ばれる同社だけに減収減益は各メディアで大きく報道されたが、収益圧迫の理由は主に為替相場の円高と原材料高によるものだった。
一方でガソリン価格の高騰が今や同社のシンボル的存在に成長したハイブリットカー「プリウス」の販売を加速させている。現行モデルは03年の発売以来常に新車販売台数ランキングの常連だが、現在でも国内の販売店では納車が2ヵ月待ちの状態。発売して間もないモデルならともかく、そろそろフルモデルチェンジを迎えようとする車種ではある意味異常ともいえる人気ぶりだ。人気は国内にとどまらず、08年4月には全世界での販売台数が100万台突破し、その勢いは止まりそうない。
注目すべきはハイブリットカーの中でもプリウスだけが一人勝ちしているという事実だ。原油高によりハイブリットカーに注目が集まっているのは理解できるが、ハイブリットカーはプリウスの他にホンダから「シビックハイブリッド」など3車種、ニッサンからも「ティーノ ハイブリッド」、米国でもGM(ゼネラルモーターズ)やフォードが製造・販売している。しかしホンダの「アコードハイブリッド」は07年に販売不振から生産中止、フォードも販売不振のためハイブリット車の生産の打ち切りを検討していると報道されている。なぜプリウスだけが求められるのだろうか。
米国の経済誌フォーブスはプリウス一人勝ちの理由について「成功した一番の理由は、そのデザイン。他の多くのハイブリットカーは既存の車種にハイブリットシステムを採用しているだけだが、プリウスはメッセージがある」と分析している。同車は2003年度グッドデザイン大賞を受賞しているが、誰が見てもひと目でハイブリッドカーだとわかるその先進的なデザインが消費者を惹きつけているのだろうか。
ハイブリッドに使用するレアメタルですが、採掘時にレアメタル採掘時の汚物が体内に入り込み、吸い込んだ人はレアメタル病に苦しんでいます。
また、最悪なケースとなれば、高齢者や貧民層が主体に他界します。
廃棄時ですが、先進国のごみ大国であるカナダでは、リサイクルどころか、レアメタルを川に流し、川に住んでいる生物を殺し、きれいな川が汚い川に変わった事件もあります。
ライフサイクルフローにおいて、私はハイブリッド車がきれいとは言えません。
また、ハイブリッド車を購入するとなれば、ISO14062(環境配慮型設計)に基づいたメルセデスベンツのハイブリッドを購入したいですね。
良く調べていただき、ありがとうございます。