現在の世における人身の荒廃を嘆くのは、決して私ばかりではないでしょう。そして、マスコミ等に踊らされた庶民は、政治家や官僚、組織のリーダーを非難します。しかし、それら庶民も、身近らの利益だけを考える過剰なる利己主義に陥っているのではないかと感じます。
ものごとを深く考え様としませんし、例え問題を感じたとしても、強い者には巻かれろ、組織の秩序が大事等と理由付け、決して行動したり意見表明をすることはありません。そんな者の反論として、所詮仕事は給与を得るためのもの、家族と生活が大事、労使は協調して行くしかない等と聞くことがありますが、私には寝言としか感じらません。この様な方々が現在の世に多過ぎる様に感じます。
大げさですが、各個人が、世のために尽くすという心や思いやりの心を忘れてしまったとき、それは人間らしい幸福な未来を否定すべきことと思いますし、現在そこに向かいつつある中にあるのだろうと感じています。
追記
江戸時代の米沢藩主である上杉鷹山(ようざん)は、心に響く良い言葉を残しています。
為せば成る 為さねば成らぬ なにごとも
成らぬは人の 為さぬなりけり