私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

亡国のイージスを見て

2008-03-02 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

Wp_a_n_l  久々に邦画を見ました。「亡国のイージス」というDVDですが、アマゾンで中古DVDをたったの700円程(送料込み)で購入したものです。イージス艦をテロ組織が乗っ取りを行い、その奪還への活躍を描くアクション映画です。イージス艦と云えば、現在、漁船との衝突事故で問題を起こしている訳です。今回事故を生じたイージス艦とは異なりますが、昨年末ハワイ沖でアメリカ軍と協力して、大気圏外での弾道ミサイル迎撃実験にイージス艦「こんごう」に搭載されたVLS(垂直ミサイル発射装置)発射ミサイルにより成功しております。そんな、イージス艦が、今回の事故発生となってしまったことは大変残念な出来事でした。しかし、弾道ミサイル防衛(BMD)の要となるイージス艦は、超独裁国家で何時テポドンを暴発させるかもしれない北朝鮮に対抗するには絶対必要となります。そして日本が核を保持しない中で、他国に対する抑止力を保持して行くためには絶対に必要となる艦であると感じます。
 さて、「亡国のイージス」ですが、ハリウッド映画と比べますと、金の掛け方の違いが顕著に感じられる場面が多くあります。それは、CIC(コンバットインフォメーションセンター:戦闘指揮所)の内部の様子が偽物ぽいこと(本物は重要機密事項で非公開)や、最後のイージス艦の爆破シーンがリアルさに欠けていることなどです。しかし、海上自衛隊および航空自衛隊が協力し、本物のイージス艦の航行風景やF2戦闘機の飛行シーン等、軍事マニア程ではない私でも素晴らしいと思えるシーンもありました。キャスト自体や、その演出、演技力にも不満を持つ点が多々ありました。しかし、全般としてはまあまあの出来と云えるでしょう。なお、これを見て原作(福井晴敏著)を読みたくなりましたので、アマゾンで注文してしまいました。
 なお、私のブログ内の「過去の紀行文」でも2003/10/26「観艦式見物行のこと」で、関連情報と写真を記録しておりますので合わせて見て戴ければと思います。


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