私の思いと技術的覚え書き

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クルマとその他交通機関の輸送効率

2012-10-11 | 技術系情報
 今やCO2の排出量(=燃料の燃焼量)を削減することは、すべての輸送機関や発電施設や金属精錬、化学工場などにおいて求められている問題です。

 ところで輸送機機関において、1tonの荷物を1km(もしくはmile)輸送するのに要するCO2の量を輸送効率(CO2g/ton・km)という値で表す概念があります。

 全長330m。最大搭載量28万tonの超大型タンカーは、1日の燃料消費(重油)がおよそ80tonと膨大なものです。年間にしてみれば数千から数万tonというくらいの消費をします。

 一方、プリウスを初めとする省燃費カーの19km/Lと一昔前から比べればかなり改善はされてきています。

 しかし、輸送効率を計算すると、大型タンカーが2gに対しハイブリッドカーは100gと、およそ50倍も効率が低いのだそうで、このことには驚きを感じます。

 この様に船は大きさにもよるb¥のでしょうが大型のもの程輸送効率がよく、世界中の船舶から排出されるCO2の量は、ほぼドイツ1国から排出される量に等しいそうです。

 この様な輸送効率は積載重量が大きい程効率が良くなる必然がありますが、船舶もクルマも、その他燃焼を伴う機関すべてにおいて、省エネへの規制やその対策としての工夫がなされつつあります。

 これらはハイブリッド車における減速時の回生ブレーキがそおの一つでしょうし、これは新幹線車両などで先に採用されていたものです。

 船舶でも、重油を燃料とする超ロングストロークの主機関の効率は、内燃機関最高で50%を超えるそうですし、線形やスクリュー形状の改善により改善は日々進歩しているそうです。



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