私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

土用の丑

2010-07-26 | コラム
 今日は土用の丑の日です。今年は、連日の猛暑と熱帯夜続きの中で、体力が低下気味の方も多く、例年以上に鰻の蒲焼きを食す方も多いのではないでしょうか。かくいう私も鰻の蒲焼きは好物ですので、土用に限らず通年において機会があれば鰻屋ののれんをくぐる機会は多い方ではないかと思っています。
 ところで、この鰻の蒲焼きですが、関東風と関西風が在ることは知られたところです。焼く前に蒸した関東風と、蒸さないで焼き上げる関西風のことです。この鰻の関東と関西の境界が何処に在るのかですが、静岡県と愛知県の県境ということになります。江戸時代の幕藩体制の国名で云えば、遠州国の浜松までが関東風、三河国の豊橋以西は関西風となります。
 鰻の蒲焼きでの関東風と関西風ですが、食べてみてひいきなくどちらが美味いかですが、それは難しいことだとも思います。私などは生まれながら関東風の蒸し鰻で育ちましたから、あの柔らかい食感が好みで、希に関西風を食すとぶよぶよと弾力感在る食感には抵抗を感じてしまいます。でも、例えば名古屋辺りの者に関東風を評じさせれば、「あんな歯応えのないもの気味が悪いわ」という意見になってしまうのです。と云うことで、何事もでしょうが生まれ育った風味が一番云うことでしょう。

 


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