東京駅発着のブルートレインとして残されていた「はやぶさ」(熊本間)と「富士」(大分)が次年3月のダイヤ改正で廃止されると報じられました。上野から札幌へ往復する「北斗星」等は残りますが、これで九州との間を結ぶブルートレインは全廃されてしまうことになり寂しさを感じます。
かつて、東京と九州を結ぶブルートレインは。「あさかぜ」(博多間)や「さくら」(長崎間)等もあり、これら寝台列車の狭い3段式ベットで不安を感じながら、東京へ手段就職した様な時代が合ったのだろうと想像します。
そんな、寝台列車による移動も、航空機や新幹線等の高速交通機関や、安価な長距離バスの台頭により、衰退していったのであろうと思います。
10年程前になりますが、災害応援で熊本に 出張した帰途、この寝台列車というのに一度乗って見たくて、「はやぶさ」のA寝台個室に乗車したことを思い出します。料金は、航空機より余程高く、夕刻に熊本を発車し、早朝に目的に到着する約11時間も要する旅でした。当時も、乗車率は低い様子が伺え、羨望の食堂車もなく、ロビーカーという車両もありましたが、閑散としていた思い出があります。
掲載写真は、その際に乗車したA寝台個室(一人用)の室内です。広さは畳1畳分+αと云った感じで、横になると結構に車両の揺れを感じたことが思い出されます。