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リチウムイオン電池のリサイクル試験で爆発事故

2021-10-08 | 事故と事件
リチウムイオン電池のリサイクル試験で爆発事故
 東芝系の産業廃棄物処理企業で、小型焼却炉でリチウムイオン電池を高温炉に投入したところ、爆発事故で1名死亡、1名負傷したという。

 どの程度の炉で、どの程度の容積のリチウムイオン電池を炉にれたとかの諸事情は不明だが、本文末の東京消防庁の実験からも、プレス機で加圧試験するとショートして発火する。その際に相当量のガスが噴出していることが判る。このガスは、絶縁材たるセパレーターのプタスチック系素材に起因する様に想像できる。

 小型炉だと云うし、排気管がそれなりに細いとすれば、一気に炉内が高圧に達し、路の投入扉が吹き飛んだのかもしれないなどと想像するのだが・・・。


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実験で爆発、1人死亡 三沢 電池リサイクルの研究中
10/7(木) 9:16配信 Web東奥
 6日午後0時35分ごろ、青森県三沢市三沢戸崎の産業廃棄物処理会社・ループの敷地内で、小型焼成炉が爆発する事故があった。作業中だったリサイクル会社・東芝環境ソリューション(横浜市)従業員で横浜市の瀬川昇さん(67)がドクターヘリで八戸市内の病院に搬送されたが、約2時間後、死亡が確認された。
 三沢署によると、死因は出血性ショック。同僚で横浜市の諸澤泰裕さん(32)もけがをした。
 東芝環境ソリューションは東芝の子会社で、炉はソリューション社が設置。同社とループによると、リチウムイオン電池のリサイクルを共同で研究しており、2人は実験の一環で、電池を高温の炉に投入したという。諸澤さんから報告を受けたループの従業員が119番通報した。
 同署が事故原因を調べている。
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リチウムイオン電池の実験映像(東京消防庁公式チャンネル)
2019/09/11
https://www.youtube.com/watch?v=KlTAG9GSnrs


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