E46のカウルカバーですが、フロントウインドロワモールに該当する部位ですが、ガラスとの密着部のラバーが劣化してボロボロと崩れると云うことが経年すると生じます。このカウルカバーの基材はPP樹脂製でしょうが、ウインドガラスと接する部位はシリコーンラバー製で異種素材のインサート成型の技術という技術で、シリコーンラバーを加硫接合しているのでしょう。ところが接合部が剥がれるというより、シリコーンラバーの耐候性が劣り、今回の現象が生じていると思われます。同様の現象は、BMW車やBMWミニ(R56)などでも観察されます。
見てくれが悪いので、シーリング(コーキング)材で適当に補修しようかとも思いましたが、部品価(\13.000)がそれ程高額でもなく、取替することで部品調達しました。
新旧部品の表および裏側の写真や、パーツリストの図を掲載しておきます。
付記
当該カウルカバーを外すには、左右ワイパーアームを事前に外す必用があります。該当取り付けナットを緩め、アームをある程度揺すってやれば外せるのですが、左側のアームが固着し、ムリするとアームの変形や、シャフト軸を固定しているカウルパネル自体が変形しそうな状態です。この場合の取り外し手法について、若干触れてみたいと思います。
適当なプーラーを所有していれば、シャフト先端を支点にしてアーム外周に引き力を与えてやれば良いでしょう。今回は適当なプーラーがないため、アーム固定部にアルミ製のテーパー形状のエレメントが嵌合しているのですが、アームと当エレメントの間に、小型マイナスドライバー先端を外周に沿って何カ所か打ち込むことで、該当エレメントの固着を開放することができました。該当のアルミ製エレメントがテーパーでクサビ状に食い込んで固着していますので、この辺りを意識して作業を行うことが必用でしょう。
見てくれが悪いので、シーリング(コーキング)材で適当に補修しようかとも思いましたが、部品価(\13.000)がそれ程高額でもなく、取替することで部品調達しました。
新旧部品の表および裏側の写真や、パーツリストの図を掲載しておきます。
付記
当該カウルカバーを外すには、左右ワイパーアームを事前に外す必用があります。該当取り付けナットを緩め、アームをある程度揺すってやれば外せるのですが、左側のアームが固着し、ムリするとアームの変形や、シャフト軸を固定しているカウルパネル自体が変形しそうな状態です。この場合の取り外し手法について、若干触れてみたいと思います。
適当なプーラーを所有していれば、シャフト先端を支点にしてアーム外周に引き力を与えてやれば良いでしょう。今回は適当なプーラーがないため、アーム固定部にアルミ製のテーパー形状のエレメントが嵌合しているのですが、アームと当エレメントの間に、小型マイナスドライバー先端を外周に沿って何カ所か打ち込むことで、該当エレメントの固着を開放することができました。該当のアルミ製エレメントがテーパーでクサビ状に食い込んで固着していますので、この辺りを意識して作業を行うことが必用でしょう。