私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

今日の研修受講から思う

2018-06-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険


 関わる旅客運輸企業において、運行管理者兼整備管理者を担当している。これら職務は、2年ごとの国(国交省)の行う研修を受けることが定められている。今回は、整備管理者研修が、比較的近い地で開催されることから電車に乗って出掛けたのだった。

 その内容については、皆様にも十分想像が付く範囲だろうから、今回の内容を記すつもりはない。ただ、僭越ながら、さるべき企業において、様々な技術的および人的研修を、企画立案、配布資料の作成、実研修の運営までを十数年手掛けた者として思うに、誠にお粗末、なんのために、何を重点にしているのか、茫洋として、こういうのは研修とはゆえんなぁと怒るのだ。これなら、配布資料を配って、十分見といてねでも同じではないだろうか。私が慕う先達から受け継いできたのは、研修たるものは、まず導入部としての皆の意識を統一させる方向付け(通常「オリエンテーション」とか書籍などでは「はじめに」とか「序章」)が必要なのだが・・・。挨拶(国交省支局の職員だろう)もそこそこに、後は研修時間の2/3は、ふそうディーラーのカスタマーセンターの実務話だ。今回以前に受講している運行管理者研修も、さるべき大手バス会社のベテラン運行管理者の話が主体だった。こういうキャリアを積んだ実務家の話を聞かせることは、決して悪いことではない。とは思うものの、研修の主体は国交省であり、そのことを押さえずして、丸投げする様な研修運営は、どうなんだと思わざるを得ないのだ。やっぱり親方日の丸なのか、のんびりしてると云おうか執着心がなさ過ぎると感じるのだが・・・。

おまけの話
 オリエンテーションの語源だが、欧州人が東洋のことをオリエントと呼んだ。コロンブス時代のことだそうだ。つまり、「目指せ東を」というところから、方向付けという意味に変じたそうだ。



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