私の思いと技術的覚え書き

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箱根新道2名死亡事故 9/12

2020-09-13 | 事故と事件
 昨日(9/12)に生じたという箱根新道の乗用車とトラックの対向車同士の事故だが、事故後乗用車から出火し2名が死亡したという。

 この箱根新道だが、現在は国道1号バイパスで、昔は有料道路だったが現在は無料で通行できる。総延長14km程と比較的短いが、両端での高低差は800m近くあり、急登坂路ということもあり、大型車のブレーキ加熱を要因とした、乗用車でも速度オーバーを要因とした、何れも重大事故が比較的目立つ様に思う。

 報道を見てもらいたいが、「乗用車がセンターラインからはみ出し、トラックと衝突した」と記してあるのだが、これは報道記者が判断したということはあり得ないだろう。所轄(神奈川県警・小田原署だろう)の現状の受け取りとしてのニュアンスを伝えているのだろう。

 しかし、一方が死亡した事故は、予断や生存者の供述だけを軽信することが如何に大きな誤審を招いて来るかを、いささか知る者にとっては恐ろしいことになり得ることを怖れる。

 そんな思いも持って、Netで事故写真を集めて見たのだが、そもそも一般的にいう正面衝突という状況ではない様だ。

 5枚目写真は鎮火後の乗用車(車種はAE86か180SXか?)を前方から写したものだが、車両の前部も幾らかは損傷しているが、左右のリトラクラブルヘッドライトカバーもほぼ原形を保っている。写真ではルーフ部の移動などから想像できるのだが、車両の左側面を大きな変形を生じている様だ。しかし、限られた写真では、事故状況を推定するにはムリがあるが、双方の現車や事故現場、そして散乱物の状況などを加味して、トラック運転手の供述と整合するかを確認することが大事だろうが、何時も丁寧な捜査で高名な神奈川県警だから心配ないだろう。

 また、車両火災の原因もだが、衝突即の出火だったのか、軽傷を負ったというトラック運転手が救護すべき余地がなかったのかどうかも検討すべきとも思える。






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箱根新道でトラックと乗用車衝突 乗用車が炎上、2人死亡事故 神奈川新聞 2020年9月12日(土) 19:42
 12日午後2時40分ごろ、箱根町湯本茶屋の箱根新道で「乗用車とトラックの事故があり、乗用車が燃えている」と110番通報があった。乗用車はトラックと衝突後に炎上し、車内から男性と、性別不明の計2人の遺体が発見された。トラックの男性運転手もひざに軽傷を負い、病院に搬送された。小田原署が死亡した2人の身元を調べている。

 署によると、現場は片側1車線の直線道路。乗用車がセンターラインからはみ出し、トラックと衝突したという。

 事故の影響で、箱根新道の山崎インターチェンジ(IC)―箱根峠IC間が上下線で通行止めとなった。
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