また工事中事故・しかし死人なし

　このところ、病変および連日猛暑のせいか、事故の報がやたら多く感じる。
　ところは沖縄・那覇市の建築現場で、どうやら荷台のベニヤ板（１トンと記してあるので５０枚くらいの束か？）を小型クレーン付きで荷下ろししている最中に生じた様だ。
　事故写真を見ると、鋼板を敷いており、安全には注意している様だが、左に転倒したトラックのアウトリガーが挫けている。明らかに過荷重での転倒なのだが。
　想像するに、荷台真上にブーム起伏角を大きくして吊り上げ、吊り荷を目的場所に下ろそうと旋回して起伏角を下げて行こうとして過荷重になったのだろう。もしくは、ベニヤ板束を１本のナイロンスリングで中央近くを吊り、ブーム起伏を下げて行くところで、ベニヤ板束が外側に滑り下がり、一気に過荷重の状態に至ったのかもしれない。
　クレーン操作の男性は、ばらけ落下したベニア板に埋まったのだろうが、幸いベニア１枚毎は軽く、命に別状はなかったと云うことだろう。作業場に敷いてある鋼板なら、即死か腕や足がなくなる事故だろう。

※記事にはユニックと記してあるが、これはクロカン４ＷＤをジープと呼ぶ様に、個別の登録商標名だ。一般的には小型クレーンだろう。


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50代男性の頭に1トンのベニヤ板が直撃　那覇市の建設作業現場で事故　8/29(土) 14:01配信
　沖縄タイムス
　29日午前11時12分ごろ、那覇市具志の建設作業現場で「50代男性が1トンのベニヤ板の下敷きになっている」と119番通報があった。
　那覇消防局によると、男性がベニヤ板をユニック車から降ろす際に操作を誤ってユニック車が横転、ワイヤで引き上げていたベニヤ板100枚、約1トンが男性の頭にぶつかった。
　　男性は病院に運ばれたが意識はあり、命に別条はないという。
ベニヤ板を降ろす作業中に横転したユニック車（左）＝２９日午後０時４０分ごろ、那覇市具志