相馬野馬追の里・ひまわりプロジェクトの事業がいよいよスタートしました。
このプロジェクトは「太田地区復興会議」が中心となり「相馬野馬追の里おひさまプロジェクト」実行委員会として進めています。原発事故により2年間稲の作付が見送られましたが、やる気を失っている被災農家の復興意欲を高めること。そして、通常であれば相馬野馬追の行列が太田神社より、暑い日差しの中青々とした田園の中を威風堂々と祭場へ向かうのですが、荒れ果てた田園地帯ではせっかくの祭りが盛り上がらないのではないか。ということで、ひまわりを植えて相馬野馬追を盛り上げようと企画されました。
その第一弾として12日(土曜日)午前中に多くのボランティアが集まりひまわりの種まきを実施しました。
相馬太田神社の南側道路(旧国道~常磐線付近まで)約2kmの両脇にある田んぼ20haにひまわりが植えられます。
今回は、相馬太田神社の南側田んぼ90aに種まきを実施しました。30aの田んぼ3枚でこの看板の掲げられている3枚の田んぼには「き・ず・な」と名前が付けられていました。この3枚の田んぼにはボランティアにより直接種まきが行われましたが、後の約19haは機械により種まきが行われるようです。
やはり管理しなければきれいな花が咲かないと言うことで、定期的にボランティアを募集し管理していくようです。次の協力依頼がありました。
6月から田んぼの除草や水はけを良くする作業をするようです。私も6枚の田んぼを協力しているのでそれぞれ除草等の管理を続けなければならなくなりました。水田と違って雑草がすごいでしょうからちょっと大変な作業ですね。7月に開催する相馬野馬追祭まで頑張るしかないですね。
ボランティアを募集してますのでご協力をお願いします。
国の調査では、ひまわりを植えても除染に効果がないと言ってましたが、国の調査方法はひまわりが咲いた時に刈り取り調査しているので、セシウムがひまわりへ移行する量が少なく出ているそうです。ひまわりは種にセシウムを取り込むそうで、民間の調査では効果が大きかったと言ってました。その他にも菜種や大豆でも効果が確認できたそうです。今回植え付けたひまわりも収穫して種から油を搾るそうです。種にセシウムを取り込みますが、油にするとセシウムは検知されないそうです。搾った油を販売していくらかでも生産者に還元できればと言ってました。米の作付ができない地域でもひまわりや菜種、大豆を栽培して油を生産する方法で、農家にやる気を起こさせようと頑張っている方たちがいるんですね。我々も黙ってないで頑張らねばになりません。
このブログでも経過を紹介していこうと思ってますのでご期待ください。
最後に後援している高ライスセンターの「多珂うどん」がふるまわれました。
「多珂うどん」は高ライスセンターが栽培した地元産小麦粉「きぬあずま」100%で作られています。こしが強いうどんで温でも冷でもおいしいですね。原発事故の影響で取引が激減したそうです。今販売しているのは原発事故前に収穫された小麦粉で生産されているので安全だそうです。大変おいしいうどんですので南相馬にお越しの際にはお土産にいかがですか? 道の駅や市内のスーパー等で販売しています。