今日の新聞に南相馬市で8月にも除染が開始される記事が載っていた。
南相馬市は除染作業に伴う仮置き場について住民の合意が得られた4行政区に仮置き場を設置し、8月から本格的に除染作業を開始するようです。その4行政区に馬事公苑のある片倉地区が入ってますので、いよいよ馬事公苑除染の可能性が出てきましたね。
以前市長から聞いた話では、片倉地区はフラワーランド跡地の私有地を市が借り受けて設置するようです。
馬事公苑も8月から除染が開始されれば、今年中に馬事公苑が使用できる可能性がありますね。ちょっとだけ明るい兆しが見えてきました。先日、馬事公苑に行ってみた時に管理人さんと話をしたのですが、草刈りをしてもどこに廃棄していいのかわからないから困っていると言ってました。今度の管理人さんは管理作業を一生懸命やってましたので期待できますね。
市では各行政区で発生した汚染土などは、各行政区で仮置き場を設置する方法をとるようです。仮置き場が決定したところから除染を開始するようですが、住民の合意を得るのがなかなか難しいようですね。仮置き場が決定しなければ除染が進まないことになるので、市内の除染はなかなか進まないことになります。われわれの地区でも仮置き場の話は本格的になってませんね。ということは除染もまだまだ先ということか?
環境省は飯舘村の汚染廃棄物を受け入れてくれるように南相馬市に依頼してきたようです。南相馬市でも仮置き場で難航しているのにそれはないでしょうね。環境省は、南相馬市と飯舘村で発生する災害廃棄物と汚染廃棄物を処理する仮設焼却炉を設置するよう申し入れてきたようです。なんで南相馬市で汚染廃棄物の処理をしなければならないんだ!! 国は中間貯蔵施設を早期に設置してそちらで処理をするべきだろうと俺は思うけど。桜井市長は広域処理を受け入れる考えがないと辞退したそうなので安心しました。
馬事公苑に行くといつもと変わらないのどかな風景がありますが、目に見えない汚染物質に侵されてみんなの笑いや笑顔が消えてから1年2か月。暑い夏が過ぎて、紅葉に彩られた馬事公苑に冬の足音が聞こえる頃に、多くの人の笑いがこだましディスクの飛び交う光景が戻ってくるのを期待したいものです。