「駕篭山稲荷神社参拝」から続きます。
いつもはゆっくり休んでいる昼食だが時間がすでに13:40になっているので頑張って出発する。
次の目的地は一切経山。時間にしてここから約1時間か?
姥ヶ原を最後にして鎌沼に下りて行きます。
下りきった鎌沼湖畔にワタスゲの群生がありました。
そこから鎌沼を望むと東の方からあやしい雲が湧いてきます。
浄土平を出発して姥ヶ原から駕篭山稲荷を往復しここまで来ました。
ここから目指すは一切経山と五色沼ですが結構距離ありますよね。
鎌沼の木道沿いにはコバイケイソウが群生しています。
今年は何年ぶり?かの当たり年だそうです。
昨年まではあまり咲かなかったのかな?
ミヤマリンドウも小さな花を咲かせていました。
ミヤマリンドウ(リンドウ科)
亜高山から高山帯の日当たりのよい湿地に生える多年草。吾妻山では広く分布する。
鎌沼の北岸からは東吾妻山が望めます。
ワタスゲが群生している酸ヶ平の湿原を過ぎ、分岐を酸ヶ平避難小屋へ向かいます。
酸ヶ平避難小屋を通り過ぎ小さな沢を渡るといよいよ一切経山への急登が始まります。
急なガレ場の所々にイワカガミの群落があります。
ここも厳しい風が吹きまくるのかハイマツもエビ反るように変な形に曲がってますね。
痛み始めたひざを何とか誤魔化しながら登り切りました。
後残り600mだけど遠いな~!!
登ってきた方を見ると眼下に鎌沼と酸ヶ平が望めます
目指す方にはわずかに残った残雪と最後の目的地一切経山が!!
終点までもう少し、しかし、ここが苦しかった。
体力は大丈夫なのだが、ひざが痛み出した。
下山できなければ何もならないのでここで戻ろうか?登ろうか?と何度考えたことか。
でも、結局登り切ってしまった。
下りの方がひざへの負担が大きいのに無理をする無謀さを後悔したが魔女の瞳にはかなわなかった。
「空気大感謝塔」
ほんとうにきもちいいすがすがしい空気に大感謝ですね。
今年も無事にやってきました。
登山を始めて毎年何回も登ってきたところだが、いつも同じ景色、同じ気持ちではありません。
登る前の精神状態や天候なんかで見る景色も変わってしまうのかもしれませんね。
そして、今年も魔女の瞳は俺に微笑んでくれました。
ここまで無事にこれたと言うだけで頑張れるんだと言う気持ちにしてくれます。
ボロボロになった身体でも少しずつ歩みを進めればいつかは目的を達成できるんです。
予定時間をかなりオーバーしているのでゆっくりしていられません。
酸ヶ平避難小屋の分岐まで登ってきたところを下ります。
ひざの痛みを我慢しながらゆっくりゆっくり本当にたどり着けるんだろうかと不安になりながら下りました。
酸ヶ平の分岐を左に折れ浄土平を目指します。
ここの山道も高山植物がきれいですよ!!
白っぱいイワカガミも見つけました。
ハクサンチドリ(ラン科)
浄土平や谷地平の草地に生える多年草。葉は数枚つき、基部は茎を抱く。花は紅紫色で茎の上部に多数総状につく。
ハクサンシャクナゲの花も見ることができました。
浄土平から酸ヶ平への登山道を少し登ったあたりです。咲いていたのはここだけですね。
無事に浄土平に戻ってきました。
最後にこの橋を渡り今日の山行が全て終わりを告げます。
登山は無事に戻ってきて目的を達成したことになります。
体調の万全でない今の身体では少々無謀とも思われる山行でしたが、なんとか目的は達成することができました。
次の目標は、
長年思い続けてきた「鳥海山」です。
休みが取れたので来週の金曜日から秋田への一人旅をしてきます。