11月21日 この辺に遺跡ありけり実南天
11月22日 葉牡丹の縮み五線の奏かな
11日23日 古旅券繰りて勤労感謝の日
11月24日 シャワシャワと
歯音が名乗る冬林檎
11月25日 里芋(いも)掘って
一緒に転ぐ地球かな
幡羅遺跡が掘り進んで場所を移し、覆土した跡地に赤い南天が揺れていた。調べもので、現役時代の名残の穴あきパスポート数冊を引っ張り出した。そう言えば今日は「勤労感謝の日」だった。サンフジ林檎の1色違う噛音を楽しむ時期である。里芋堀。芋が転び、力余った私が転び、地球も転がり出す「小春日」の今日である。