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知的作業のヒント

2016-10-16 | ブログ

知的作業のヒント

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今回は、効果的な知的作業のための戦略を紹介する。

最新脳理論によって、脳が最高レベルで機能できるような環境と時間設定が重要である。

とくに雑音や中断を避けることが必要。

次のような状況では、生産的な高度知的作業は困難だろう。

●飲酒後
●睡眠不足
●仕事後での夜遅くの作業などで脳が疲れた状態
●ノイズが多い環境(電話がガンガン鳴り、周りのおしゃべりが多い相部屋)
●集中力を妨害するような音楽(ハードロックやヘビーメタルなど)

逆に、次のような状況は知的生産作業に適している。

●早朝(睡眠後の脳がフル回転の準備万端であり、しかも静かである)
●仮眠後(15分でも仮眠を取ると脳が再活性化される)
●インスツルメンタル系のジャズや静かなクラシック音楽をBGMに使用する
●適度なカフェイン入りのコーヒーやココア、お茶などを飲む
●早朝のカフェ(まわりの客も少ない)

このうちとくに推薦したい戦略は「早朝の知的作業」である。

知的生産能力を最大限に発揮するため朝を有効活用するのである。

英文論文執筆のような高度に知的な作業では、大脳が一番冴えた状況で行うべきである。

ある著名な女性作家は、毎晩8時に床に入り、朝2時に起きて執筆作業をしているという。

早朝の1時間の作業は夕方の3時間に匹敵するといわれており、ボーっとした頭であくびをしながら作業するより、早く寝て早く起き、すっきりした頭で作業したほうがよほど効率のいい知的生産が可能となる。

ただし、さらに高度な知的生産術を身に着けた場合、上記の条件が不要となる。

これを「超然の術」という。これについては次回に紹介する。

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ケーススタディでわかる脱ポリファーマシー
徳田安春
南江堂

 

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