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慢性蕁麻疹でESR を測定するワケ

2020-07-15 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
血算とその分画およびESR(赤血球沈降速度)は鑑別診断に有用である。
 
 
好酸球増多症があれば、寄生虫疾患やアトピー性疾患の可能性を考える。
 
 
ESRの上昇があれば、膠原病とその類縁疾患などの炎症性疾患を考える(表)。
 
表:慢性蕁麻疹でESR上昇があるときに追加する検査
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
クリオグロブリン
 
B型肝炎HBs抗原
 
HCV抗体
 
補体
 
血漿蛋白電気泳動
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 
蕁麻疹性血管炎や全身性エリテマトーデスなどでも蕁麻疹様皮疹を呈することがある。
 
 
甲状腺疾患が関連していることもあり、甲状腺刺激ホルモンの検査を行うことを勧める専門家もいる。
 
 
写真:東シナ海を望む。

 

 

 

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