燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

在宅医療のすすめ

2016-03-27 | 養生訓

 病気になったときには、病院に行くと安心感が得られます。

 

 医師、看護師、多数の医療従事者が揃っています。

 

 夜中でも多くの人々が医療のために働いています。

 

 病院は、手術、検査、点滴治療などが迅速に受けられる場所です。


 しかしながら、病院には負の側面もあります。


 病院には一般の場所ではみられない高度な耐性菌がいたるところにおります。


 入院病棟では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌や耐性アシネトバクター、偽膜性大腸炎の菌などがみられます。


 入院すると、このような菌に感染する可能性が出てきます。


 尿道カテーテル留置による尿路感染、中心静脈ライン留置によるライン感染なども代表的な感染部位となります。


 一見清潔にみえる外来待合室でも、結核菌、麻疹ウイルス、風疹ウイルス、水痘ウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどに二次感染する患者も出てきます。


 また、高齢者が入院すると「せん妄」という症状をよく起こします。


 多種類の薬剤投与や慣れない環境に移されることによって昼夜逆転し、意識の障害を起こすのです。


 せん妄が長期化すると、脳の機能にも悪影響が出てくることがわかっています


 もともと認知症がある人は、とくにひどいせん妄を起こす危険性があります。


 では、病院に代わるより安全な医療の場はあるのでしょうか。


 それには、外来医療と在宅医療があります。


 今回はここまでです、大相撲春場所は今日千秋楽ですね、稀勢の里は残念ながら優勝の可能性はほとんどないでしょう、白鵬がやはり強いですね、できれば白鵬を慌てさせるような展開を見たいですね、では次回に。


Dr.徳田の診断推論講座
徳田安春
日本医事新報社

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」こちらいかがでしょうか。

 

臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゼロ次予防をどう行うか | トップ | 在宅医療のすすめ 2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

養生訓」カテゴリの最新記事