みなさん、こんにちは。
前述のケースの続き。
ここで、CEAを感度100%、特異度95%としてみると、この質問のイメージが具体化していく。
有病率が比較的に低い(検査前確率が低い)人々に対して検査を行うと、陽性的中率(適中率)は低くなり、95%もの人々は病気がみつからないことになる。
しかしながら、医師と研修医の正解率は約20%と低かった。
そして約40年後、同じ質問を使った研究がボストンのある病院の医師や研修医に対して行われた。
その結果は2014年のJAMA誌に掲載されたが、正解率は約20%と約40年前とほぼ同じであった。
もっとも多い検査後確率の回答は95%であった。
多くの医師や研修医が、検査の結果、病気の可能性が高いと判断していた。
医学の発達によりさまざまな検査が開発され、検査の解釈は現代医師の重要な業務の一つとなっている。
写真:浦添市の海岸とサンエーパルコシティ
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