前回に引き続き、三大死亡原因、最新の予防法と治療法について考えていきましょう。
がんの治療は、根治を目的とした切除術、そのほか科学療法、放射線療法などさまざまな組み合わせで行われています。
そのほか、健康食品の使用も人気がありますが、副作用の報告もあり、その有効性がヒトでの臨床試験データで示されたものはきわめて少なく、さまざまな情報が錯綜している状況で、「確かな情報」と「そうでない情報」を見極める「眼」が重要です。
現在確立されている治療法との相互作用により作用・副作用が強く出る可能性もあるので、必ずがんの専門医に報告するようにしてください。
がんについて予防・早期発見を中心に考えてきました。 遺伝子解析技術を応用し、早期発見のための検査法開発、個々のがん患者に対しどのような治療が最適か、どのような副作用が出やすいかなど「オーダーメード医療」が盛んに行われていく時代に突入しています。
近年の医療の進歩により、不治の病といわれたがんも、いまや根治可能な病になっているものもあります。 がんを疑うような症状が出た場合でも、自己判断で手遅れと思い込まず、ただちに専門医をじゅしんするようにしてください。
今回は短か目ですがこの辺で、週末実家に帰省しますので、次回から心臓病について考えていきましょう。