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壊疽性膿皮症

2024-11-11 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。

 

壊疽性膿皮症の早期病変は、膿疱や小水疱、腫脹、炎症性の結節からなり、潰瘍を形成する。

 

進行すると、不明瞭な境界が広がり、紫紅色で深掘れになる。

 

腹部や体幹、四肢に広範囲にみられる。

 

壊疽性膿皮症の1/3以上の症例では炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎や限局性腸炎)に発症する。

 

残りの1/3は自己免疫性関節炎に発症する。

 

両者の合併もみられる。

 

30%の症例では原疾患が見当たらない。

 

残りの原因は、多発性骨髄腫、胆汁性肝硬変、悪性腫瘍、甲状腺疾患、肺疾患、サルコイドーシス、糖尿病、クモ咬傷、ヨウ素摂取などだ。

 

鑑別すべきは、真菌感染(ヒストプラズマ症、ブラストミセス症、クリプトコッカス症、スポロトリコーシス、ムコール症、カンジダ症など)、血管病変、腫瘍、Sweet病などである。

 

 

写真:沖縄本島北部、恩納村の風景です。

 

 

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