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処方薬分析の例

2020-11-05 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
降圧薬のメチルドパとクロニジン、レセルピンは、心血管イベント抑制のエビデンスに乏しい薬である。
 
 
メチルドパは妊婦で使用可能な降圧薬という特徴はあるが、それ以外では使用価値は低い。
 
 
抑うつ作用のあるクロニジンとレセルピンは、もはや臨床使用の適応はない。
 
 
短時間作用型ニフェジピンは、急激な血圧低下と反射性頻脈をきたし、心血管イベントのリスクがある。
 
特に舌下投与でそのリスクが高くなる。
 
 
イソクスプリンは、臨床効果のエビデンスの確立していない薬剤であり、使用適応の無い薬剤である。
 
 
ジゴキシンを使用する適応状況は少ないが、使用が必要な場合でも少量とし、腎機能低下ではさらに減量する。
 
血中濃度が基準範囲内であったとしてもジギタリス中毒を起こすことがあるので、血中濃度測定を副作用判定に用いてはならない。
 

 

 

 

 

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