燃えるフィジカルアセスメント

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筋トーヌスのみかた

2020-07-08 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 
 
筋肉のトーヌス(緊張度)を観察する方法。
 
力を抜いた状態で腕を他力で折り曲げることで診断する。
 
正常な場合は、抵抗なくスムーズに動く。
 
パーキンソン病およびパーキンソン症候群の場合は、カクカクとした歯車のような抵抗感がある。
 
 
また、マイヤーソン徴候とは、パーキンソン病およびパーキンソン症候群の場合に、眉間を軽くたたくと何度叩いてもまばたきを続けること。
 
正常な場合は、反射に抑制が効いて数回のうちにまばたきをしないようになる。
 
これもパーキンソン病の補助的診断として行われる。
 
 
ところで、薬剤性パーキンソン症候群はかなり多いが、中でもスルピリドはピットフォールになる。
 
薬剤性パーキンソン症候群の原因となる薬である。
 
もともとドーパミンの伝達を遮断することで、抗うつ作用や胃腸の改善に働くもの。
 
副作用としてパーキンソン病と同じ症状を引き起こす場合があるが、副作用はかならず出るわけではない。
 
服用する量や期間、個人差によって異なる。
 
 
 
写真 沖縄の公園

 

 

 

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