なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

雪に憧れて...① ~新潟県南魚沼郡湯沢町・十日町市~

2022年03月09日 | 

こんにちはZUYAさんです

1999年4月初旬、カナダ・マニトバ州の州都ウィニペグに降り立った時の第一印象は、“本当にここで暮らして行けるのだろうか...”と言う不安だけでした。3月の末にカナダのバンクーバーから入国し、初めての海外の雰囲気に慣れるために先ずはこのポピュラーな大都市で1週間ほど滞在しました

そしてウィニペグへ移動する国内線の中もアジア系の人達はほぼ乗っていないし、大都市バンクーバーとは違って街の雰囲気は一変、一面が雪に覆われていて気温もマイナス。でもそれが“ZUYAさんの人生の始まり”でした。その時の気持ちをもう一度取り戻したいと、最近疲れているのか頻繁に思うようになっています。そこで今回選んだ旅先は、

新潟県津南町

 

 

豪雪で知られる新潟県内でも、最も雪深いと言われる町ですね。今回の「雪国訪問の旅」、東北や北海道方面まで出向く(経済的)余裕はないので、首都圏から近い所で探してみるとこちらに辿り着いたわけです。

では、そんな旅を数回に渡って綴って行こうと思います。ええ例によって、たかが1泊2日の旅なのに珍道中となりましたので、皆さまが楽しんでいただけるように盛りに盛って(←盛ったらあかんやろ~!)お届けいたします。ちなみにこの「津南町」をキーワードに検索しても、なかなかブログが少なくこのZUYAさんのブログは訪問を考えている人には少しは役立つかもしれません~

 

 

 

旅の始まりは上野駅。昨年は軽井沢の旅、長野の旅と2度利用しましたが、どちらも夏旅でしたね。当初は節約して在来線で行こうと思ったのですが、恐ろしく時間がかかるので新幹線を利用することに 

7時42分発の列車に乗ったのですが平日とは言え、スキーシーズンも後半戦。“最後の滑り”をと目論んでいる人も多いようで、それっぽい人達が多くいましたね。上野駅のホームにはあまり人がいなかったのですが、やはりひとつ前の東京から到着した列車はなかなかの盛況ぶり

 

 

朝食に選んだのはマイセンの「黒豚そぼろの2食弁当」。いつも駅弁選びに時間がかかるのですが、今回は最初に目に付いた物で決めました。そして朝ビールは控えめに350ml缶。なんせ事前の下調べはほとんどしていないので、この先鉄道の運休などを含めて何があるかわからないので、上手く行動できるように“駆け付けの一杯”程度にしたわけです

 

 

東京都・埼玉県の県境付近辺りから左側に富士山が見えます。そして次に冠雪した山を見つけるとそれはもう浅間山でした。前に座っていた若いカップルは富士山と浅間山の区別がつかないようで、メチャクチャなトークがおかしかった

 

 

そしてかの小説のようにトンネルを抜けると、一面雪景色に一変しました。9時前に越後湯沢駅に到着。さすが雪国・新潟、圧巻の雪の量です。ただ降ったり止んだりで足場は踏み固まっていなかったので、少々の雪の上なら歩けるトレッキング・ブーツでやって来て正解でした(もちろん軽アイゼンは持参)

 

 

 

 

 

 

次の列車まで1時間ほどあるので、駅周辺を散策することに。翌日の帰りにまた新幹線に乗る前に何処かで晩酌をする予定なので、その辺もチェックして回ってみました。しかし駅にはウィンタースポーツや温泉を楽しもうとする人で溢れかえっています。平日でこれなら、土日祝日はもの凄いことになるのでしょうね~

 

 

 

さて今度は在来線に乗り、一気に十日町を目指します。今は北陸新幹線が長野から延長されましたが、以前は北陸方面へのアクセス向上のために作られた「ほくほく線」と言う路線を通って行きます。列車は1両編成。一面銀世界の中をぐんぐん進み30分ほどで到着。越後湯沢駅の賑わいと違って、駅にいる乗客は数えられる程度、一気にローカル風情が漂います。やはり次に乗る列車まで1時間ほどあるので、町中を歩く。ところがこちらは雪が強くなり大変...けっこう濡れてしまい駅に逃げ戻りました

 

 

 

 

 

 

駅にある観光案内所などで時間をつぶして、切符を買いホームに入りました。乗る予定の列車がホームに停まっているのですが、扉が開く気配がないので写真を撮ったりしていると、発車時間の間際になって、“除雪作業のために運休になりました”と放送がかかる...

“へ?こんな間際に言う?”

他の方法を考えないといけなくなったので、切符の払い戻しをしてもらおうと窓口に行くと、

「その次の列車は動きますよ。それには乗らないのですか?」

他の手段も考えて見るのでお願いしますと言うと、

「これは反対側のほくほく線の改札口で買ったものだから、向こうで払い戻してください」

と言われる。相互乗り入れをしているとは言え、こう言う所はシビアなのか(ただ単にこの駅員の)融通が効かないのか...ここで最近イライラ気味のZUYAさん、余計な一言を言ってしまった、

「発車寸前にアナウンスするのってどうなのよ?」

「10分前にも一度した」

「俺は30分前から駅にいた」

もうやりとりが面倒くさくなり、切り上げて駅の反対側にある切符を買った方の改札口へ

「運休が決まっていたのなら、検札をした時に言ってくださいよ」

と言ったら

「次の列車は動くから払い戻しはしません」と同じ事を言われる。これは“雪国の洗礼”なのか...

「別のアクセス方法も考えてみたいのでお願いします」

「やっぱり後で次の列車に乗ることになったら声をかけて下さいよ!」

と渋々払い戻しをしてくれました

何で声をかける必要があるのだろうか。切符を新しく買って乗っちゃだめなの?

 

とにかく更に1時間半も時間が出来てしまい、トータルで2時間半...なら始めから色々考えたのに。雪が止んだので、もう一度町を歩きながら考えて、ここで昼飯を食べるかと。この辺りの名物と言えば「へぎそば」。でも以前、神保町にあるお店で食べて独特の食感にがっかりしたことがあります。どうしても食べたいわけではないのですが、本場も食べておこうとお店を探すと「臨時休業」...ってか閉まっている店ばかり

ふと「おそうざい膳」と書いてある店を発見、入ることに。実に不思議なお店で、お店と言うよりもちょっと寛いでいきなさいと声をかけられて入った民家のような店内。実際に店の人もそんな感じで人懐っこい方でした。ひな人形のコレクターらしくいくつか飾ってあり、市内や隣町の津南町にも貸し出ししているようです

 

 

 

 

 

 

 

味は抜群に美味しかった。ようやく駅でのモヤモヤがスッキリしました。駅に戻って今度は列車が予定通り動くことを確認してから、切符を買ってディーゼルカーに乗り込みました。津南までは約30分。再び一面雪の世界へ~

 

 

今日はここまで~

To Be Continued...  

 

さて今日は公休ですから、身体を休めます。冬の旅は荷物が多いので、結構な重さになったザックを背負って2日間で5万歩も歩きましたからね

Have A Good Day,Folks!