なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

帰ってきたヴァイオリン・ベース

2009年12月20日 | Music & Life 
東京に来て早9年近くになるがその間数多くのギター類を手放したものだ

エピフォン・カジノ、リッケンバッカー4001S、某楽器店のゼマイティスのシェルトップ・コピーなどなど...。まぁ実用的ではないから処分したものもあれば、実際にお金に困って売った時もある。昨日後者の理由で手放したものが数年ぶりに後輩から買い戻した(まだ未払いだが)。Grecoのヴァイオリン・ベース VB-165である。



Greco Violin Bass VB-165 


もちろんヴァイオリン・ベースは旧西ドイツのカール・へフナー社製の物がポール・マッカートニーの使用で有名だ。そしてGrecoを始め多くのメーカーがコピー物を製作販売しているがこのVB-165はかなりの“珍品”なのである。1980年代多くのギターブランドが自社のビンテージ・ギターをリイシュ・モデルとして発売していたのだがこのヘフナーからはなかなかリイシュが出なかった。

そこで1988年Grecoがプロデュースしパーツ製造、組み立て等は西ドイツのへフナー社で行われたこのベースが誕生した。ヘッドのロゴはご覧の通り『 Greco 』だがそのヘッド裏にはカール・へフナー社製であることを証明するステッカーが貼られてある。



Grecoのロゴ。ペグや0フレットは当時のコピー物とは一線を画す


ピック・ガードははずしてあります


しかしこのVB-165はあまり売れなかったらしい。完成度の高いコピー(ヘフナー協力だからコピーではないのだが)だったのだが165,000円と破格の定価にその後本家へフナーからヴィンテージ・シリーズとしてヴァイオリン・ベースが発売されてしまった。この値段を出すならみな頑張って本物を買うだろう 


今回ZUYAの嫁が職場でベースを担当していることもあり弾きやすいものが欲しいとのリクエストがありそれなら買い戻そうかと思い今回の“出戻り”となった。しかしちょこと弾いてみたがショート・スケールなので実に弾きやすい。弦間が狭いく、ブリッジはボディに載っているだけで固定はされていないので指弾きやチョッパー奏法には向かないが『 ディス・イズ・ヴァイオリン・ベース 』的な温かみにある音が出る。

そう言えばポール・マッカートニーもビートルズ解散後はリッケンバッカーを使うようになり長く使っていなかったそうだが1980年代後半にエルヴィス・コステロとアルバム製作をしたときに『 あれを使おうよ~ 』と勧められて再び使うようになった。まぁ年も取ったしこのベースはかなり軽いしね


てな訳でヴァイオリン・ベースのサウンドを聴きたいならビートルズの『 Peney Lane(ペニー・レイン) 』、『 Something(サムシング) 』、矢沢永吉のキャロル時代のレコードをお勧めします


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2 コメント

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Unknown (ビートル)
2014-03-30 15:29:37
ペニーレインはリッケンですよ
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ビートル様 (ZUYA)
2014-03-30 17:34:05

コメントありがとうございます~

私は1992年に出演した 『 UP CLOSE 』 のホフナーが混ざりこんでしまったいたようです。

しかしまぁカッコいいベースですよね~
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