陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

手当、補助金、助成金

2009-10-29 08:38:38 | Weblog
民主党政権がスタートしたばかりだが、
何だか自民党時代よりもひどくなりつつありますなあ。
何が?
カネのバラマキが。
コンクリートからヒトに優しい政策への転換というフレコミではあるが、
バラマキという意味では同じ。
表現が柔らかい分、かえって始末が悪い。

子供手当のみならず、高校教育の無償化もあるし、
更に、以前からの雇用調整助成金や、農業の補助金などなど、多くの補助・助成金がある。
中には、それなりに意味があるものもあるが、
殆どは感心しませんのう。

・支給する側
 → 支給することで、本来の根源的措置への対処が疎かになる
・支給される側
 → もらうことで、甘えが生まれ、依存してしまう

つまり、社会が甘えの構造そのものになってしまうこと。
支給される側は、そりゃあ有り難いでしょうなあ。
そのときは。
甘えずに、それを使って対策を怠りなくやれば、生きた金になるだろうが、
単に、カネが入った、助かったでは、解決を先延ばしにしただけで、
もらった者や企業が一時うるおうだけ。

一番の問題は、そのカネは誰のカネかということ。
支給が国なり自治体だとすると、それは税金からであり、ヒトのカネ。
富の再配分も勿論必要だが、
特定の者(達)や特定の企業に再配分されるとなると、如何なものでござろう。
その結果、ヒトのカネをアテにする者が出るとすれば、それは人間のクズ。
そのうち、周囲はそうしたジンシュだらけになりますゾ。

新たな支給や増額をするなら、原則としてその分は他の既存のものを削るべきで、
削れなければ支給すべきではない。
当たり前のこと。
削減は、現下の予算見直しレベルでは不可。
もっとバサバサ切らないと。
問題が起きようが、どうなろうが、切る。

ああだこうだと言っていると、何もできませぬぞ。
昨今のJAL救済もその典型。
社会的な影響も大であろうが、倒産すべきものは倒産させた方が、結局は良い。
OBの年金も当然に大幅に切る。
ジブンで稼げないんだから。
ヘタな手助けは、将来に禍根を残すだけ。

戦後の歌に「こんな私に誰がした」というのがありましたなあ。
世の中が180度変わるときは、そういう立場の者、階層が出る。
いやおう無く。
個人レベルでは如何ともしがたい。
しかし、昔と違って、今は変わるといっても、数十度程度。
こんな私になったのは、それはひとえにジブンのせいなのよ。
ワタシも、上の歌詞の様に言いたいが、それを口に出すと、笑われるだけ。
そして、ジブンがみじめになるだけ。
コメント
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