陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

ハブ空港

2009-10-15 08:57:57 | Weblog
羽田をハブ空港化するという。
当然、関空と成田が異議を呈している。
もっとも、千葉県知事の森田健作は「羽田と成田は一体的運営」なんて聞かされ喜んでいる。
今朝の紙面の写真では破顔。
言質をとり、県内向けにカオがたったと思っているんだろう。
アホなお人ですのう。

それはともかく、ワタシには、よく分からんのですよ。
アタマがプアなものだから、どなたかお教えくだされ。
何故に(ハブ空港は)成田、そして関空ではないのかを。

もともと成田を建設したのは、
羽田は能力の限界で、結果、世界に遅れをとるということでござった。
それが、今、何故に羽田なのかを。

Wikipedia で「東京国際空港」を見ると、次の様にあった。
『当時の港湾土木技術では沖合移転に必要な埋め立て工事には多大な困難が
予想されたこともあり、当時の運輸省は首都圏第二空港の開設を決定、
1966年に千葉県成田市に新東京国際空港(現 成田国際空港)の建設が始まる』

これって(Wikipedia の記事)、ホントウなの?
今、羽田拡張が可能となった新しい技術は何なの?
また、その技術は何時頃確立したの?
では、何故、そのときに羽田の位置づけを再検討しなかったの?
再検討したとすれば、その結果はどうであったの?
何故それを公表し、議論し、(羽田に戻す)方針変更をしなかったの?
表面的な説明だけでは何も分からんでござるよ。
民主党ではなく、国交省(運輸省)に聞きたいですがのう。

成田では、猛烈な空港反対闘争がありましたなあ。
今も細々と続いているけど。
ワタシが高校生の頃、大学生は、成田へ、成田へとなびいたものでござりましたよ。

成田が開港し(改めて調べたら1978年)、
その後、暫くの間、ワタシは成田を利用するに心情的な抵抗があり、
出張をいかに逃げるかで苦心したものでござった。
いつの頃からか、そうも言ってられなくなり、成田を利用する様になったが、
如何せん、遠い。
今でこそ、少しはアクセスが良くなったが、それでも遠い。
しかし、そんなことは最初から分かっていたこと。
関空だって同じ。(←関空を利用したことがないので想像で書いた)

羽田で国際線がどんどん飛ぶ様になれば、99%の者が羽田を利用するだろう。
そんなことは、自明のこと。
調べるまでもない。
成田なんぞ、千葉県民を除き、誰も利用すまい。
(ワタシがそう思うだけで、世の人は利用しますかのう?)

言い訳や屁理屈なんぞどうにでも言えるが、
要するに、グランドデザインが何もない、ということでござろうのう。
昔も今も、役所は当座の対処療法だけで、基本設計なんぞ何~んにもない。
成田が何故にあれほどの反対闘争の場になったか、
そして今も続いているか、
その原因は、成田に建設する(した)必然性が薄いこと、
そして何よりも、進め方がいいかげんであり、権力でゴリ押ししたこと。
どんな利権がからんでいたのか知らないけど、
きっと何かある(あった)に違いない。

民主党政権になって一番評価できる点は、
政策・施策という名のそれまでの利権&ダラダラ行政が、いかにいいかげんであったか、
それが明るみに出ること。
民主党を支援する訳ではないけれど、一党長期政権ではダメだという点。
何より、役人がだらけてしまう。
今回のハブ空港問題だけでなく、
国の膨大な借金だって、その大半は利権&ダラダラ行政の結果。

神戸空港、静岡空港ができ、茨城でも工事中。
新規開港したところは、さぞや賑わっているのでござろうなあ。
まさか、カンサンとなんぞしていないでしょうなあ。

人間、一度アメダマをしゃぶると、そのアメダマが当たり前になってしまう。
ワタシもアメダマをしゃぶりたいが、今は糖尿病で、ダメなんでござるよ。

民主党の子供手当も上のアメダマと同じことでござろうよ。
いずれ、別の問題が浮上するだろう。
国民のモラルハザードという、とんでもない大問題が。
コメント
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