陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

国の借金997兆円

2011-01-27 08:59:05 | Weblog
国会の代表質問が始まりましたなあ。
カン氏の答弁は、なかなかのものでござりますよ。
官僚答弁としては。。。

しかし、日本にはステーツマンは出ないものですなあ。
国民性なのでござりましょう。
そういう者はいらない土壌なのでござりましょう。

念のため、ネットの辞書で、「ステーツマン(statesman)」をひいてみると、
「政治家。特に、すぐれた識見をもつ政治家」とある。
この説明は表面的ですなあ。
真の説明になっていませんなあ。
時計とは、「針が右回りにまわるもの」という説明と同じでござりますよ。

言葉は、時代と共に、その意味する質が下がってゆくから、
ステーツマンも格下げになったのでござりましょうかなあ。

マ、それはともかく、
カン氏は、改めて次のように言うていましたぞ。
「6月までに、社会保障の全体像と消費税を含む税制抜本改革の基本方針を示す」 と。
ほう、是非やってくださいな。

【要注意点】
「基本方針」を示すのであって、改革の「枠組みを示す」のではないことに留意。
つまり、実質は何もしないに等しい。

一方、政府は昨26日、2011年度末の国の借金(国債、借入金、政府短期証券)が、
997兆7,098億円になるとの見通しを国会に提出したそうな。
2010年度末の見込みは約943兆円で、54.7兆円の増加。

うむ。きわめて順調ですぞ。
なにゆえに増えたかの説明は、
2011年度の一般会計歳出が92兆4,116億円と過去最大に膨らんだことなどだという。

それも表面的な説明ですなあ。
気象庁の「大雪が降ったのは、低気圧に覆われているからである」と似ていますなあ。
どうして低気圧が居座っているのか、まで言及して説明になるんですがね。

ジブンで赤字財政にしておいて、「借金が膨らみます」、
カネがないから「税制改革」という。
歳出削減の、ジブンで言うたこともできない、しないで、「改革」ですと。
そのツラの厚さにはかないませんなあ。
何のことはない、自民党と同じですなあ。
昨今、「改革」とは増税・負担増を指す言葉になってきましたぞ。

ワタシも、客先に提案してみましょうかなあ。
「当社は『改革』をするので、請求額を●%アップしたい」と。
アホかと言われますなあ。
コメント
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