「(いくら検査しても断定できるデータが出てこない・・・)重症筋無力症ではないかもしれない、単なる老化かもしれない」と医者の言うのが最新の状況である。
このため依然として病名が定まらず、従ってなんらの治療もなされず、経過観察のみの状態が続いている。
症状は、8・9月頃最悪の状態であったが、現在は静止している物を視野の中央部付近で1.5m以内の物をはっきり見ることができる日が多くなっている。
(片目で見るための眼帯は不要になり、パソコンにはほとんど困らなくなった)
特に困るのは足下がよく見えないので、段差を踏外す危険性には手を焼いているのが現状である。
また、歩行や乗り物など自分自身や対象物が移動する場合には、やはり全てが激しく二重に見えてしまう状態が続いている。
6月から運転不能状態が続いているので、ついに車のバッテリーは上がってしまった。嫌気が差したので、ついに車をスクラップにして1週間が経過したのである。
筋力維持のため晴天の日の散歩は欠かさず、生活用品の買出しにもおぼつかない足取りながら徒歩である、息子や娘の休日には車に便乗して遠方での買い物を行っているので、スローテンポながら生活は支障なく回っている。
人様より15年くらい早く外出が不自由になったという現実を受け入れざるを得ない毎日である。
ここ数ヶ月の通院は、バス・電車などを利用しているが、時間だけはたっぷりあるため、車では見えなかったり味わえなかったりした外出の楽しみがあることに気がついた。
まあこれも自分の運命と割り切って付き合っていかねばならないと思い始めている。