中級者以上の方にとっては至極当然のことであるため、ご承知の方は読み飛ばしていただけば結構である。
パソコンを如何に操作するか(車の動かし方)ということを勉強することも大切だが、もっと大切なのは、トラブルに遭遇した場合に「これを如何に切り抜けるか」だと小生は思っている。
トラブルに遭遇することが怖くて新規ソフトのインストールを躊躇することもあるはずである。この種のトラブルから脱出する方法をご紹介し、新しいソフトを利用して様々な冒険が可能になり、楽しみの範囲も広げられると思い本稿を書いた。
内容は至って当たり前のことであるが、非常に大切なことである。乗り物で言えば、ブレーキの操作要領を説明しているようなものである。
アラ古希世代にも関わらず好奇心が旺盛な小生はしばしばソフトが原因でパソコンの不調に見舞われた。怖いもの知らずであれこれ試してきたが、結局次のような基本的な対処方法があることを学んだのでご紹介することにした。
外付けHDDに日常的にバックアップを取っておくのが、安全上の大切な基本動作である。
次に、新規ソフトをインストールし様子を見る。ここで不幸にして問題が発生したら、次の「問題やトラブルの修復法」を、必ず順番通りに回復するまで忠実に実行して下さい。
1. コンピュータの再起動。
2. コンピュータの電源遮断
(・・・どうしても再起動が出来ないときの強制終了と再起動)
3. システムの復元
(Windowsがうまく起動しない場合には、セーフモードで起動)
大抵ここまでで多くの問題は解決できるはずである。
3の復元処理にしてもせいぜい1時間以内で出来るはずである。
(この間に余白を取ったのは、最後の手段であるリカバリは1日仕事になるため、極力避けるたいものだからである。・・・リカバリの段階で初めてバックアップが生きてくる)
4. システムのリカバリ
1と2は大抵の方が経験しているはずである。
マニュアルを読んだりヘルプを参照して学ぶ必要があるのは第一に「システムの復元」である、ぜひマスターして欲しい。これさえ体得すれば数分程度で直前の状態に戻れるのだから、かなり冒険が出来るようになる。
(Vistaの場合には、新しいソフトをインストールするたびに自動的に復元点を作っているが、XPの場合にはあらかじめ手動で復元点を作っておくことが望ましい)
万一Windowsが起動できない場合には、セーフモードでの起動方法をマニュアルで勉強しておけばよい。(至って簡単である、小生の場合にはF8のキーを電源投入後数回押すだけである)
最後の手段が、リカバリーである。マニュアルに懇切丁寧に書いてあるので、万一の場合にはこれを読みながら行えばよい。
(覚える必要は無い。・・・ただし、事前にバックアップを確実にしておく必要があるが)
これだけをマスターしておけば、大抵の問題に対処できるので、大いなる冒険の世界に乗り出せると思っている。読者のパソコンの世界が一段と広がることを祈っている。
注;残るはドライバーの更新があるようだが、小生の場合には一度も経験していない。必要の都度、更新処理をすればよいのだろうと思っている。