田舎の兄から電話がかかってきた。
兄の電話は、きまって母のことだ。
なにごとか?!
もう、むずかしかもしれない、せめて、夏を越せたらいいのだが・・・
91歳、1年前から、入退院の繰り返しが続いていて
衰弱が目立った来たという。
5年前の脳梗塞をなんとか乗り越えたものの、それ以後は
ほとんどの寝たきり生活で、母の顔からは笑顔が消えて
無表情になってしまった。
それでも、たまに見舞いに帰ると、頭は、しっかりしていて
あれやこれと、すでに70-60代になっている自分の子供たちの
ことばかりを心配して口を開く。
その時は、親と子。
いくつになっても、どんなに弱っても、母親になっている。
肺に水がたまり、その水を抜くことが、ずっと続いているようだ。
18歳で母と離れてから、ただの1度も、生活を共にしたこともなく
また、お世話をしたこともない。
別れるとしたら、こんな申し訳ないことはない。
もう、母へのはがき通信は、書けなくなるのだろうか。
兄の電話は、きまって母のことだ。
なにごとか?!
もう、むずかしかもしれない、せめて、夏を越せたらいいのだが・・・
91歳、1年前から、入退院の繰り返しが続いていて
衰弱が目立った来たという。
5年前の脳梗塞をなんとか乗り越えたものの、それ以後は
ほとんどの寝たきり生活で、母の顔からは笑顔が消えて
無表情になってしまった。
それでも、たまに見舞いに帰ると、頭は、しっかりしていて
あれやこれと、すでに70-60代になっている自分の子供たちの
ことばかりを心配して口を開く。
その時は、親と子。
いくつになっても、どんなに弱っても、母親になっている。
肺に水がたまり、その水を抜くことが、ずっと続いているようだ。
18歳で母と離れてから、ただの1度も、生活を共にしたこともなく
また、お世話をしたこともない。
別れるとしたら、こんな申し訳ないことはない。
もう、母へのはがき通信は、書けなくなるのだろうか。