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旅立ちの日。

2008-11-25 23:53:36 | 仕事
あれだけしっかりした同期生のリーダー的存在だった
後継者のS君が突然ことばにつまり泣き出した!

晴れの舞台に出席した両親(経営者)へお礼の言葉を
口にした時だ

続いて登場したいつも冷静でクールなK君までもが
後の仲間が話しやすいように流れを変えると宣言したものの
やはり親への感謝に触れると涙で続かなかった

三人目のT君がなんとか歯をくいしばり流れを変えたが
結局、最後のメンバーまで、涙こらえるスピーチに
会場は感動の拍手の嵐。

毎年、この時期に繰り広げられるシーンだが
こちらも泣けてしまう。

8ケ月間の合宿によるハードな後継者塾の卒業前夜
塾生と両親である現役の社長夫妻を招いての懇親会だった。

例え規模の小さな会社であっても彼らの将来にかかる
期待と不安はどれほど大きいことか
経営経験のない自分にその気持ちはわからない。

期間途中に二回、一ケ月ずつ、全国の現場に散らばって実習
をし現実がどんなに大変であるかを彼らはよく知っている
明日の閉校式のあと、ふるさとへ戻ってから本番が始まる
どうか小さな灯でもいいから輝いてほしい。

会社のトップ以下、役員さん総出で明日は閉校式が行われる
そこまできちんと育成してくれる体制と熱意があればこそ
44年も続いてきた塾だが、担当者の苦労を知るだけに
そちらの報われた喜びがいかほどか、ご苦労さま!と
一声かけて失礼した。


以下は、1年前のブログだ
今年も書けばまったく同じになるだろう。


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昨日は、うれしかった一日。
自分もかかわったきた後継者のたまご達が
長い訓練期間を無事に終えて最終の研修日。

最終日のプログラムは
全国から集まってきたそれぞれの両親(現経営者夫婦)と
終日、机を並べて学習をするのが慣例だ。

自分の出番はないが、上席に飾ってもらって?
親離れ子離れ、お互いの巣立ちをする姿を見続けた。

そして、最終日の最終プログラムが
例年通り「てんびんの詩」のビデオ学習だ。

「てんびんの詩」、何度みたことやら・・・
ストーリーや場面は、しっかりと焼き付いているのだが
やっぱり涙がこぼれてくる。
スタッフも異口同音にそう言う。

てんびんの詩、ビジネスマンなら
大抵の人が一度は見ているほど
よく知られたビデオだ。

近江の商家の子供が、商人として巣立ちを始める時の物語。

小学校を卒業したばかりの13歳の近藤大作少年が
卒業祝いとして父親からもらった物が
風呂敷に包まれた「鍋蓋」
その「鍋蓋」を明日から売って来いというところから始まる。

売れなければ近藤家の商売は継がせないという
いま風でいう後継者教育だ。

たかが「鍋蓋」も簡単には売れない
苦労に苦労を重ねて3か月が過ぎてやっと売れた!

「売り手」と「買い手」の心が一つにならないと物は売れない
という商人道を自ら体得することで商人としての第一歩が始まった。

これはまた、可愛い子の苦労を親が一切手助けすることなく
突き離し続ける親の自立を促す親業でもある。

90分、会場は、静まり返っていたが
後の懇親会ではこの話でもちきりだった。

その懇親会、N○急ホテルで催された。
こういう席が大の苦手
目立つ席に陣取らされて?
マナーもしらない者には、おめでたい席なのに窮屈さがたまらない。

でも、お世辞にでも、親子して、お礼の言葉を言われるとやっぱりうれしい。
今度会うときは、どんなに成長した姿を見せてくれるやら
やっぱりうれしい一日だった。

車で自宅まで送られたので
事務所へは寄らずブログも書けなかった。

今日は、父兄も同伴で彼らの卒業式。
トップから卒業証をもらいいま頃は
ふるさとへ帰る道中だろう。

ここもメーカーと販売店との気持ちが一つになって
とてもいい研修をしている企業として知られている。