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神戸須磨を歩いて。

2009-06-14 23:16:23 | ウォーキング
関西の五大私鉄が共同で主催しているリレーウォークの例
会に行ってきた。今月は阪神電鉄が担当、行先は神戸市の
歴史と景勝の須磨一帯。

3日前に10年も女性だけでウォーキング&ハイキングを行っ
ているグループから誘いがあったからだが、予定している真
夏の東海道五十三次・箱根越えの暑さの中の上り下り対策
に山歩きがあるこのコースは歩いておこうと思った。

大阪梅田から阪神電車で、スタートの神戸板宿駅へ
スタートの公園にはすでに大勢の参加者が訪れていたが
われわれは遅めの10時20分に出発した。

好天気、暑さを感じながら大勢の参加者の中を須磨海浜
公園を旧和田岬灯台まで行き、そこから須磨の町を右に
左に進みながら須磨植物園へ。


神戸は海と山の町だからコースは海か山を向かいながら
進んで行く、街路には紫陽花をはじめいろいろな花が精
いっぱいの歓迎をしてくれているので足は自然とすすむ。

あっ、ひまわり!はるかちゃんかな?

11時20分、須磨植物園に到着、少し早かったが見ごろ
の紫陽花に囲まれたベンチで弁当を広げた。

このグループに呼んでもらうと必ず手作りの弁当を用意
してくれるので何が出てくるかはお楽しみ、おやつにデ
ザート、食べきれないお供えはリュックの中へ
厚遇がありがたくおいしくいただいた。それが目的で参
加している?まさかこんなじいさんに用心棒代ではある
まい。守ってもらうのはこっちや!↓ほれ、たのもしい!


須磨植物園はあじさいがきれいに咲きそろい、園内の花
めぐりをして、隣の神戸市立須磨離宮公園へ移動。

離宮公園に来るのは三度目、この公園は緑と花が咲き乱
れ周囲にまったく余計な景色がなくて、ただみえるのは
眼前に広がる大阪湾のながめだけ。



離宮公園から離宮通りを下り西国街道を右へすすむ。

途中、菅の井の前を通る、菅の井のいわれは・・・
菅原道真が大宰府へ流される途中、風雨を避けて須磨に上
陸したところ、地元の人が円座で道真公を迎え、休んでい
ただき、水を差し上げたという、その水をおいしいと言わ
れたことから菅の井というようになったという、菅公手植
の松の根が保存されている。


山陽電鉄須磨寺を渡ったところ、駅舎の横に平重衝とらわ
れの松の碑が目についた。

大勢のウォーカーはまったく気付かずにどんどんすすむが
二度と来ることはないかもしれないと思うと仲間の女性群
には遅れて申し訳ないがまたストップ。


寿永3年(1184)2月7日、源平合戦のとき、副大将の平
重衡は須磨まで逃れてきたが源氏の捕虜になり土地の人が
哀れに思い名物の濁酒をすすめたところ重衝はたいそう喜
んで
   「ささほろや波ここもとを打ちすぎて 
          須磨でのむこそ 濁酒なれ」

の一首を詠んだという、のちに鎌倉へ送られて処刑された
と節明書きがある。

これから訪ねる須磨寺、六甲山麓の一の谷、ゴールの須磨浦
公園一帯は、平家一族の悲しい足跡を示すものがたくさん残
っている。

次は須磨寺、須磨寺は源平合戦ゆかりの寺でここには多くの
ゆかりの碑やモニュメント、資料館もある。



平敦盛の首塚・・・一の谷の戦いで、熊谷直実に討たれ戦死した
平敦盛の菩堤を弔う為に建立されたもの、胴体は須磨浦公園にあ
る敦盛塚に祀られている。



後半は六甲縦走のコースにもなっている須磨アルプスを歩いた
上り下りの続く山道を鉄拐山から旗振山を歩き終えると須磨浦
山上遊園地へ。



リーダーが缶ビールを買ってくれたが、ウォーキングの途中で
アルコール類は一切飲まないのが自分のルール、倶楽部でもル
ールにしている、が返却するわけにもいかず、みんなで少しず
つ飲んだ。
健康上にも安全上にもウォーク中の飲酒歩行はするべからず。

楽しみにしていた山上遊園から眼下に広がる大阪湾と淡路島の
絶景はあいにくかすんでいて見ることができなかったのが残念。

ただ、紫陽花が山上一帯に咲き乱れていて目を楽しませてくれ
た。

ここからゴールの須磨浦公園を目指して一気に下って行く
海が目の前に広がる・与謝蕪村の句、ここで詠んだのか?
 「春の海 終日 のたりのたりかな」




無事にゴール。ワールドマーチのシューズが当たる抽選にメン
バーの一人が一番違いで残念!
今日の参加者が3000人あまりだったと聞いて驚いた
口達者のおばさん達の口撃と闘いながら楽しく歩くことができ
た、が、疲れた! 次回からガムテープを持って行く!