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平山郁夫画伯が亡くなった。

2009-12-02 19:04:00 | 交流
シルクロード絵で知られている日本画家で文化勲章受章者の
平山郁夫画伯が2日、脳梗塞で亡くなられた。79歳。
 
平山郁夫画伯は、広島県出身で広島市内の中学3年の8月6日
原爆に遭いその後放射能の後遺症で苦しむことになった
同じ広島県出身ということで画伯には格別の思いを持ってきた。

被爆その経験からか画伯の絵は平和への祈り、精神世界に踏み込んだ
作品が多いように思うが・・・惜しい方を亡くした。

個人的には奈良薬師寺の玄奘三蔵殿にある「大唐西域壁画」には
とくに思いが深く今年も6月7日の特別展に行った。

30年もかけて画き上げられた大唐西域壁画は、長安からシルクロード
を天山を越えバーミヤンからデカン高原などの仏教遺跡をめぐる
玄奘三蔵求法の旅を描いたものでつなぐと49mになるという大作で
そのスケールの大きさに魅かれて毎年のように特別展に行っている。

(2009.6.7に訪れた薬師寺・玄奘三蔵院)



その中にあるおなじみのバーミヤン遺跡は、その後、タリバンに
よって破壊されたが、世界の遺跡の保護運動や保存修復などに
尽力してきた画伯にとっては残念なことだったろうと思う
破壊前のあの絵は歴史の証人として残されていることになる。

故郷しまなみ海道の広島県生口島瀬戸田町にある平山郁夫美術館を
平成17年5月にしまなみ海道ウォークの際に訪ねたことがある
その時に買った奈良長谷寺の絵は仕事場にかけられているが
とにかく残念のひとこと。

(2005.5.16に訪れた平山郁夫美術館入り口)



美術館受付右にかけてあった絵。

生口橋のスケッチ絵、しまなみ海道生口島。