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納骨を終えて。

2010-10-19 22:15:20 | 家族
家内の母親が亡くなったことがきっかけで、将来、子供に
迷惑をかけないようにするために墓をどうするか?
1ケ月あまり検討をしてきたが、京都・西本願寺の大谷本廟に
納骨することにした

幸い自分の家も家内のほうも菩提寺が真宗本願寺派だったので
話はスムースにすすんだ

自分がいつの日か永久の眠りを始めるのもこの京都・五条坂の
大谷本廟になることがほぼ決まった。大谷本廟は、浄土真宗の
宗祖の親鸞聖人のご廟所で、司馬遼太郎さんの墓地もあると聞
いている



家内、母親の関係する故人もまとめてお世話に
なることにしたので面倒なこともあったが
となりは清水焼の店が続くちゃわん坂、坂を上がると
清水寺、環境として申し分のない最善の方法だと
思ってほっとした



手続きを終えて時間も十分あったので家内の希望で
大龍馬展を開催中の霊山歴史館へ行くことにした

大谷本廟のある五条坂から歩いて八坂通りへ、東山に行く
と自然に足が向くのがこの八坂通り、このゆるやかな通り
を上りつめたところにある八坂の塔を見ないと気が済ま
ないからだが、その前にその八坂通りの京料理の店で
「ゆば御膳」の昼食をとった

ゆるやかな道を八坂の塔へ、手前にある庚申堂へよった
八坂通りの店々にも身代わりざるのおさるさんが軒下から
釣り下げられており奈良町とまったく同じ



八坂の塔は以前もこちらに紹介した記憶があるが、聖徳太子
が建てた法観寺という古いお寺なのになぜか八坂の塔と呼ばれ
写真でもよく紹介されている




おなじみの二年坂は大勢の観光客であふれ、人ごみをぬう様
にしてすすむ



高台寺に突き当たる手前の坂道を行く、そこから右へ
すすむ坂道が通称維新の道、正式には霊山坂、ここを
上っていくと突き当たり正面左が護国神社があり
右に霊山歴史館がある



維新の道を上っていく



すぐ左に幕末の西本願寺の別邸で翠紅館と呼ばれた屋敷跡があり
ここは志士達の会合の場所だったところで1863年に反幕府
勢力の各藩の志士達が集まり攘夷の具体策が検討されたことは
翠紅会議と言われている



霊山観音



明治元年に明治天皇の詔により維新に尽力し日本の
新時代に殉じた志士たちの霊を祀るために創建され
そこに各藩が次々と祠を建てている

坂本龍馬と中岡慎太郎、木戸孝充、高杉新作をはじめ
多くの志士達の墓にお参りした
墓地を訪れていた若い人たち、とくに修学旅行生の
多さには驚いた

見るだけではアカンぞ、龍馬のように目を外に向け、
大きな志を持って生きる人間になりいや!そう言って
やりたいが、自分のことを振り返ると生意気なことは
言えない、今の大人がだらしないからなあ



坂本龍馬と中岡慎太郎の墓↑と像↓



木戸孝充の墓



龍馬の墓前から眼下に京都市内が広がる、八坂の塔も真下に
きれいにみえる、その景色をみながら、龍馬はいま、どんな
気持ちで日本を眺めていることやら・・・
しっかりせいや!そんな声が聞こえてくるような気がした



歴史館は三度目だが初めての家内は興味を持ってきただけに
随分時間をかけて熱心に見ていた



霊山歴史館は全国唯一の幕末・明治維新の専門歴史館で、
現在は龍馬伝にちなんで特別展を開催している




高台寺の前でしばし甘党になりのんびり過ごした。