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映画・桜田門外ノ変。

2010-10-26 18:41:55 | ひとりごと
今朝から強い風が吹き荒れて寒かった
木枯らし1号、例年より7日早いそうだ

映画「桜田門外ノ変」を観てきた
安政7年(1860)3月3日の桜田門外ノ変から
ちょうど今年で150年目



龍馬伝と重なるように黒船来襲後の日本が国際社会における
国づくりの方向をどこに置いていくかが問われていたさなか
で起きた日本史上に大きな影響を与えた事件をどのように
見せてくれるのか期待と関心をもって映画館へ足を運んだ

「桜田門外ノ変」は、開国を急ぐ江戸幕府の大老、井伊直弼が
天皇の許可(勅許)を得ずして日米修好通商条約に締結、それ
に反対する尊王攘夷派に対し徹底した弾圧で安政の大獄を行っ
ため、水戸浪士が江戸城桜田門外で井伊直弼を暗殺した事件。

映画のストーリーは、いきなり雪が降りしきる3月3日の早朝、
桜田門外で大老井伊直弼の襲撃場面から始まった!

しかも、その襲撃のシーンのすさまじさ、真っ白な雪が血に赤く
染まり井伊直弼の首が雪の上に転がっていく・・・思わず目を
閉じた!

ラストシーンと描いていた襲撃場面が最初にきて、えっ? 残り
の2時間、どんな展開になっていくのやら・・・?

ここから2時間、ストーリーは、時間を桜田門外ノ変を前後して
展開していくために鈍い頭がついていくのに四苦八苦、変に至る
までの黒船来襲からの動き、そして、変の後の流れが入れ替わり
展開されてわかりづらい部分があった

後半は、襲撃の18浪士のうち生き残った者が幕府や本家の水戸
藩から追われていく様、とくに桜田門の現場襲撃の指揮者だった
関鉄之助がストーリーの主人公になってその逃走が描かれた

水戸藩主・徳川斉昭を演じた北大路欽也の演技と貫禄は見事だと
おもった、関鉄之助を演じた大沢たかおという俳優もうまかった
有名な俳優なのかもしれないがまったくしらなかったな

この映画のオープンロケセット、江戸城桜田門周辺のセットは
水戸で作られたそうだがなんと2億5千万円の建造費がかかった
そうでそれは見事だった

エンディングに流れていた主題歌

 「悲しみは雪に眠る」alan これはいい曲

それにしても天下国家のために命をすてて戦った18浪士の中に
二十歳前後の若者がいたこと、竜馬伝でも同じことだが、その若
さで国や将来を思い、志をもち命を賭けてつくった日本が150
年たっていまの姿になっている、彼らが生きていたらどう思う

いま、これだけ内外多事多難、国のあるべき姿が問われている時
、日本の将来をどう描くのか、責任ある人たちはいまこそ答えて
ほしいし、とくに将来ある若者達には関心を持って語れる人間に
なってほしいと思う。