今日は絵本のお話。
「二番目の悪者」は絵本なんです。
こんな言葉で始まる絵本・・・・
ドキッとします。
どんなお話かというと、
次期国王になりたかった金のライオンは、街はずれに住む心やさしい銀のライオンを
けおとそうと、根も葉もないうわさ話を広め始めます。
最初は誰も信じなかった噂話、しかしそれが広まるにつれ・・・・・
でも噂話はいつのまにか真実となり、金のライオンは国王になります。
そしてもちろんそんな王様のもとで、国はたちまち荒れ果ててしまいます。
2014年に出版された絵本ですが、コロナでおかしなことになった日本を
みていると身につまされませんか?
政府や国やマスコミの言うことを鵜呑みにしてたら恐ろしいことになる。
とりあえず本当かしら?と考えてみることが大事ですよね。
日本はお上の言うことを疑わない人が多すぎる。
とある本に、災害時にも暴動にならずちゃんと列を守って、というような
日本人の特性を つきつめればそれも結局は同調圧力の強さだ、と書いてあるのを
読んで そうなん?とがっかりしましたけどね。
まっ、いろんなことを皆がそう言っているとか、そうやってるってことですませずに
考えてみるってことが必要ですよね。
ドイツのアウシュビッツもかつてはすべてをヒットラーひとりのせいにして
その残忍さを展示していたけど、ドイツ国民の33%の支持で政治の表舞台に
ヒットラーがたったことを考えたらアウシュビッツを作ったのは当時の
ドイツ国民といえるのではないかと、現在は考えるようになったんだそうです。
こんなひどい(と私は思っている)日本を作ったのは結局は私達なんだ・・・
いろいろと考えさせられる絵本です。